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09月04日-02号

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  1. 総社市議会 2020-09-04
    09月04日-02号


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    令和 2年 8月定例会          令和2年8月定例総社市議会会議録(第2号)               〇令和2年9月4日(金曜日)1. 開 議 令和2年9月4日 午前10時 0分2. 散 会 令和2年9月4日 午後 2時33分3. 出席又は欠席した議員の番号及び氏名   出席議員   1番 山田 雅徳        2番 溝手 宣良        3番 三上 周治   5番 萱野 哲也        6番 三宅 啓介        7番 岡崎 亨一   8番 深見 昌宏        9番 小川 進一        10番 高谷 幸男   11番 小西 義已        12番 難波 正吾        13番 小西 利一   14番 津神謙太郎        15番 村木 理英        16番 頓宮美津子   17番 赤澤 康宏        18番 名木田正昭        19番 加藤 保博   20番 根馬 和子        21番 山口 久子        22番 劒持 堅吾4. 職務のため議場に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局長  河 相  祐 子        同   次長  小 原    純   同 議事係長  西 槇  昌 志        同議事係主査  鎌 田  美 保   同庶務調査係主任森    康 一5. 説明のため出席した者の職氏名   市長      片 岡  聡 一        副市長     大 塚  康 裕   政策監     中 島  邦 夫        総合政策部長  脇    奈 七   総務部長    難 波  敏 文        文化スポーツ部長中 村  義 弘   保健福祉部長  吉 田    啓        産業部長心得  西 川    茂   建設部長    林    圭 一        環境水道部長  川 原  玲 子   教育長     久 山  延 司        教育部長    服 部  浩 二   総務課長    弓 取  佐知子6. 本日の議事日程   第1 一般質問7. 議事経過の概要   次のとおり              開議 午前10時0分 ○議長(劒持堅吾君) ただいまの出席21名全員であります。 これより、会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 なお、諸議案に対する質疑の通告期限を本日午後1時までといたしておりますので、通告されます方は時間厳守でお願いをいたします。              ~~~~~~~~~~~~~~~ △日程第1 一般質問 ○議長(劒持堅吾君) ではまず、日程第1、一般質問を行います。 今議会では11人が一般質問の通告をされておりますので、お手元に配付いたしております一般質問通告者一覧表に記載の順序により、本日は村木理英君から三上周治君までの5人、7日に山田雅徳君から高谷幸男君までの5人、8日に岡崎亨一君1人の予定で進めさせていただきます。 では、15番村木理英君の質問に入る前に、この際私より申し上げます。 村木理英君から一般質問に際し議場へのパネル等の持込みの申出があり、あらかじめこれを許可いたしておりますので、御了承願います。 では、村木理英君の質問を許します。 15番村木理英君。              〔15番 村木理英君 登壇〕 ◆15番(村木理英君) おはようございます。議長に発言のお許しをいただきまして、今日は新庁舎建設について質問をさせていただきます。 まず1項目め、市役所の新庁舎の建設のコンセプトについてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) おはようございます。 これから新庁舎を建て替えてまいりますが、村木議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。 まず、我々がコンセプトと思っておりますのは、総社市民本位であること、そして全てにおいて総社らしさの集大成であるということ、この2点をコンセプトとして建設に取りかかる準備をしてまいりたいと、様々な意見を聞いた上で新しいものをつくっていこうと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 市民本位ということと、あと総社らしさというお答えをいただきましたが、市長が言われる総社らしさというのはどういうものを総社らしさと言われますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまで市民に寄り添うであるとか、市民を大切にしてきたこと、あるいは形においては、なるほど総社の何それのモチーフが分かりやすくあるねとか、あるいは材料はなかなか難しいけれども総社の材料を使っているねとかが総社らしさ、どこにでもあるようなものではなくて、よくあちこちの市役所を見てみますけれども、何となく形状的には普通のビルディングタイプでよく似た形が多いですけれども、形状においても内面においても総社のらしいところがちりばめられているようなものを総社らしさと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 市民の皆様に寄り添うという大前提の下に外観あるいは内観を総社の材料を使って造っていくと、形状についても内面についてもということであります。 一番に市長から市民に寄り添うという言葉が出てまいりました。私は、市民に寄り添うと市長が言われましたそのことをどのように市民の皆様にメッセージを送るか、建物を見た段階で市民に寄り添う総社市なんだなというアピールができないと、そういうメッセージを送れないとなかなか市民の皆様にはそれは伝わらないと思いますが、その辺何か市長お考えありますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 見た目感でいうと、やはり総社らしいねというものが見た目の中にある、郷愁を誘う、ああいいねと、ああ総社じゃわと、そういうものだと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 市長は形状、見た目のことを今言われましたですけども、私が申し上げたいのは市長が一番に言われました市民の皆様に寄り添うということであります。ここをどのように表現していくか、それが私が言う総社らしさにつながるのかなと、このように思うわけです。昨今はコロナも踏まえましていろんな状況が変わってきてる、従来のことをなかなか継承していただけでは、なかなかこれからの50年間、市役所の庁舎の限界を50年間と考えるとなかなかそれじゃ通用しなくなると私は思います。 ですから、2番に移りますが、単に建物に凝るのではなくて、その内面をいかに充実させるか、それが今求められることではないかなと、私はそのように思うんですけど、そのような観点から何か市長答弁いただけませんか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) まずは形状から申し上げましたが、本当に一番大切にしていかなければならないことは中身の問題であります。 まずは、障がい者をはじめ全ての方々ができる限り1階の玄関の部分でワンストップで、あちこち今みたいに農林課は西庁舎の2階に行ってください、子育ては西庁舎の1階に行ってください、今御案内をしながら誘導しておりますけれども、できる限り新しい庁舎の1階で我々職員側が座っている方々、障がいのある方を含めて座っている市民に出向いていって何か御用がありますか、お手伝いできますか、そこで全てが完結していくような形状、中身、そのためには我々組織も機構改革を含めてその器に合うような寄り添い感に変えていくということが必要だと思っております。 また、エスカレーター、エレベーターなども、これは当然ながら今回のレベルの敷地面積と高さになれば設置義務がついてまいりますけれども、その中でもエレベーターなどについては障がいある方々の機具を共に運び上げられるだけのもの、障がい者に対して優しい視点、寄り添えるというものを造っていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。
    ◆15番(村木理英君) 今市長が答弁されたことが市長が言われる総社愛かなと、このように理解してもよろしいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) その大きな部分であると御理解をいただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) そうなってきますと、市長が言われる総社愛というのは建物のハード面でもいろいろ工夫はあるでしょうけども、やはり内面のソフト面の充実かなと、そのように私は考えます。市民の立場からいいますと、市役所があるから大丈夫だと、私は市役所とつながっているから安心なんだと、独りにさせない総社市というようなイメージかなと、そのように考えます。 そこで、今後、未来にわたっていろんなものを使って市民の皆様の期待に応えるという総社市役所にしなきゃいけないと、そのように考えるんですけども、私が項目①から④まで書いてある項目は、最近よく言われているのが近所の人との関係が薄れてきていると、なかなか御近所関係が薄れてきているという中で独居老人が増えているということ、これはやはりしばらくこの傾向は続くと思います。そういう方にとって市役所があることが非常に安心であると、困った人が行く市役所、困った方に応えられる市役所、決して独りにさせない総社市というようなのが最大のテーマになってくるのではなかろうかなと、そのように思います。 そのためにAIとかロボットとかSNSを使っていろんなコミュニティをつくって発信していくと、市民の皆様をつないでいくということが総社市に求められていることじゃないかなと、そのように考えるわけなんですけども、でも肝腎要なことはやはり総社市役所の職員さん、このすばらしい職員さんが全身全霊を上げて市民の皆様に当たれる体制をつくらないと、これはなかなかそうはいかないと。やはり場合によっちゃあAIロボットができるのにそれを市職員さんがやっているということによって職員さんの時間を取ってしまうということは、総社にとっては非常にデメリットだと考えます。 昔、武田信玄が人は城、人は石垣、人は堀と言ったことがありますけども、まさに建物ではなくてそういうソフト面、人材の育成、そしてその人材が思いっ切り総社市民の皆様にサービスができる環境、これが求められる今後50年じゃないかなと、このように考えますが、市長その点いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 村木議員がおっしゃるとおりであります。人を育てながらAIと共存、共栄しながら、未来の形に変えていくということが我々に求められることであります。 この議会を前に我々この役所の幹部でも協議をしましたけれども、頭の中を変えていこうと、頭の中を変えていかなければならないと、とかくAIを否定したり、あまりにもSNSの世界に頼り過ぎるというようなことは寄り添うということからすれば反対方向のアイテムではないかという頭の中身を変えようと、AIでもSNSでも最先端を行くだけの総社市役所にチェンジしていかなければならないと、そのためにお金をかけるべきところはお金をかけないといけないかもしれないし、その中で共存していく、職員とAI、この関係はこれから人間同士よりも難しい関係になっていこうかと思いますけれども、職員を教育しながら指導しながらAIの力を最大限に活用して、市民にその上で寄り添っていくという形を取っていこうということで話し合っているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 総社らしさということを語るときに総社の歴史は決して否定するものではなく、誇り高く市民全員が改めて自覚と誇りを持つ必要が私はあると思います。しかし、総社市というところは歴史が長いだけあっていろんなことがあるわけです。例えば古墳時代があり、鬼ノ城の時代があり、国分寺の時代があり、総社宮の時代がある。時代時代の新しい転換期に中心的な役割を果たしてきたというふうに考えますと、やはり今後50年間どのような世の中になるんだろうという視点の下に地域のリーダーとしてこの総社市はなっていかなきゃならないと、私はそのように考えます。 ですから、あくまで予算的な配分を考えるときにそこに重点を置く必要があると、そこで総社市役所の職員の皆様の力量が問われるわけです。しかし、存分に力を発揮していただくためにはそれなりの環境を整えなきゃいけないと、どうしても予算がかかる。でも、そこに予算をかけなきゃいけない。私は、新庁舎の中での職員さんの立ち位置というのは、これから地域間競争に勝ち抜くために絶対負けてはならない、そういう大事な戦力であります。そのすばらしい人材をますます活用していただきまして、今後50年を描いていただきたいと、私はこのように思うわけですが、市長いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回コロナ禍の中で全国市町村本当に大打撃を受けております。そっからどうやって立ち上がるか、これで市町村間の差がついてまいります。この将来の50年はそういう意味でもAIと共存していく、使うべきはその投資をしていく、その覚悟を持って職員教育をやりながら共に市民に奉仕していく、これはもう本当にこの50年間はそういう意味ではAIと職員との共存、共栄をしながらということで大切な50年となろうかと思いますので、私は議員がおっしゃっているとおりの将来性、方向性になると思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 先般、岡山市が新庁舎のイメージ図をこのように発表されました。それで、全電力を再生エネルギーでと、岡山城をモチーフにしてとかということが書いてございますが、私は総社市としてはさらにもっと大きく飛躍的に今の常識をはるかに逸脱したような感覚で将来を見据えた新庁舎の建て替えに向けて議論を高めていただきたいと、このように思うわけでございますが、改めてその決意を市長にお願いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところ倒すことも含めて総額88億円の範囲の中で考えようとしておりますけれども、また委員会であるとか市民のワークショップであるとか、いろんな機会を得ながら、これまでにないと、これが総社だ、さっき見せていただいた岡山市役所、よく分かりました。総社も頑張って新しいものを造っていきたいと決意を新たに頑張っていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 私がこのイメージ図を出したのは、決して建物に凝る必要はありませんよということです。そうではなくて、こういうことにお金をかけるんじゃなくて、もっと内面なところに予算を投じて、優秀な総社市役所の職員の皆様が働きやすく市民の皆様に市民サービスができるような環境をつくる、そういった内容の建物にしてほしいということであります。 ですから、見栄えがいいとか何か凝った建物だなあとかということではなくて、機能的に全職員が市民に当たれる環境、そういったモチーフで考えていただきたいと思いますが、市長いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 内面充実させながら頑張ってまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 村木理英君。 ◆15番(村木理英君) 非常に、日常総社市役所の職員さんは本当によく市民のために尽くしてくださってると思います。この歴史を決して失わないように、そして何よりも片岡市長の政治家としての先見性、それとリーダーシップ、ここを強く再認識をしていただきまして、新庁舎建て替えに当たっていただきたいと思います。 私の質問は終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約5分。              休憩 午前10時20分              再開 午前10時24分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、2番溝手宣良君の質問を許します。 2番溝手宣良君。              〔2番 溝手宣良君 登壇〕 ◆2番(溝手宣良君) ただいま議長より発言の許可をいただきました議席番号2番チームかがやきの溝手です。通告に従い、質問をさせていただきます。 まずは、総社愛について、そうじゃ教育大綱についてであります。 今議会の行政報告で市長もおっしゃってましたが、①「総社を愛す子供」とは具体的にどういった子どものことなのでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 溝手議員の御質問にお答えをいたします。 そうじゃ教育大綱の中に「総社を愛す子供」というものがあります。もう二つは「心優しい子供」、そして「礼儀正しい子供」とうたっておりますが、「総社を愛す子供」といえばもうまさしく総社大好き、総社のためならと、そういう子どものことを「総社を愛す子供」、率直にいうとそうだと思います。 私が市長に就任した当初の市民のアンケート調査の中に、ああこれはいけないなというふうに思っていた大項目があって、このまま総社に住み続けたいかという項目がものすごく住み続けたいという比率が少なかった。これはいけないなというふうに思ったのが皮切りなんですけれども、本当に総社が好きな人々のことを「総社を愛す子供」と考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、②「総社を愛す」ために必要なことは何だと考えてらっしゃいますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私は様々なことがあると思いますけれども、私自身は私を含めて総社に今住んでいる大人たち、議員さんも含めて、この大人たち子どもたちに一生懸命汗をかいてる様子、大人が頑張ってその背中を子どもに見せていくこと、これが一番大切なことだと思っております。 2年前に高校生たちが1,000人集まって連日連日、溝手議員もその運搬、輸送に汗かいていただきましたけれども、その1,000人の高校生たちはやはり総社の職員や様々な大人が一生懸命よその地域の応援にいのいち駆けつけていったあの背中を見て育ってきたのではないかなというふうに思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、③「総社を愛す」ための具体的な教育内容は何でしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 教育内容については教育委員会から、教育の内容でございますので私よりかは教育委員会が答弁させていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。              〔教育長 久山延司君 登壇〕 ◎教育長(久山延司君) 溝手議員の御質問にお答えします。 小・中学校ともに地域の実体や学年に応じた地域教材教育課程に取り入れて、「総社を愛す子供」の育成に努めております。 具体的には、例えば小学校低学年の生活科では昔遊びや野菜作りを、3年生の社会科では昔の暮らしの様子や工夫について地域の方に教えていただく機会を持ちながら学習を進めてまいっております。学習の後には指導を支援してくださった方々に感謝の気持ちを伝えることを通して地域の多くの方々に育てられることや、自分も地域の一員ということを感じられるようにしております。 中学校では、社会科、家庭科の授業の中で総社の福祉、教育、経済、防災、農業、地域の料理等を取り上げたり、総合的な学習の時間では地域で活躍している人や卒業生から仕事内容や仕事のやりがいについて話を聞く機会を進路指導の一環として設けたりしております。 また、小・中学校ともに毎年10月の教育目標ふるさと愛ということに設定しており、学校長から朝礼等で児童生徒にふるさと愛に関する話をしたり、道徳の時間にはふるさと愛について授業を行い、心情を深めたりしております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、④総社の歴史を具体的にどの程度教えてらっしゃるのでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私自身、歴史は大変大切、教えることが大切だと思っておりますが、その内容については教育委員会から答弁させていただきます。また、何か違う角度で質問があったら答えさせていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 小学校教員社会科班というのがありまして、その社会科班が中心となりまして「わたしたちの総社、社会科3、4年生用」という副読本を作成しております。これでございます。これは昭和47年が初版で、実は今年全面改訂をしたものでございます。これで主に3年生、4年生が社会科の授業で活用しております。その中には地域に残る昔の様子を伝えるものや昔から続けられている行事などについて調べる活動を通して、総社の歴史を学んでいるところでございます。 また、「写真と絵で見るわたしたちのふるさと総社」という冊子、これでございます。これは教育委員会が中心となって小学校の教員の協力を仰いで作ったものでございます。2014年に作ったものでございます。 こういう冊子を活用しまして、主に4年生と6年生で学習をしております。こちらの冊子のほうは歴史が中心でございます。写真や絵を中心として歴史を教えるものでございます。その中には、鬼ノ城や温羅伝説についての記載があって、楽しく学べるよう工夫されております。 また、小学校6年生の社会科では、歴史の学習において国の形成に関する考え方に関心を持たせることとされており、桃太郎伝説を活用し、身近なこととして歴史に対する学びを深めたり、作山古墳備中国分寺の見学に行ったりする、そういう活動をしております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 歴史教育ということで、歴史というと随分昔のことになってしまうんですけれど、取りあえず次に移ります。 続いて2番です。 戦没者に対する教育についてお尋ねをいたします。 ①総社戦没者追悼式への総社市立の現役の校長、園長の出席が私は少ないと感じているのですが、具体的に直近の追悼式への出席率を教えてください。そして、この出席率を見て市長はどのようにお感じになられるか、お尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) お調べいたしましたところ、37名の校長のうち出席したのが7人ということでございましたので、極めて低い数字に私は大変悲しい思いをしております。1,367柱の総社市出身の戦没者の方々がいらっしゃる中で、たったこれだけしか出席していないというのは誠に残念なことだと思っております。教育委員会と協働しながら出席率を上げていくことに努めたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、②戦没者に対する教育は誰が担うべきと考えられますか。 前の教育長、今の教育長でなしに前の教育長は私の質問に対して地域で子どもたちに伝えるべきといったニュアンスの答弁をされましたが、国家の行為として行った戦争に赴かれて、そして散華された英霊の方々を、いわゆる行政機関ではなく地域でどうにかしろというのは、私は国家のためにひいては地元のために、家族のために命を賭された英霊の方々に対してあまりにも失礼ではないか、これは裏切りではないかと思います。市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このことについては軽々に回答ができません。それぞれの戦争観であるとか、国家観であるとか、いろいろございますから、私はこのテーマこそ総合教育会議にかけて誰がどうやって何を教えていくかについて論じ合うということがまず必要だと考えておりますので、その総合教育会議の議論をまず優先させたいと思います。 例えば、先ほど私が1,367柱と申し上げましたけれども、その亡くなった地域、恐らく総社市民はほとんどの方がどこで誰が何をどうやって死んでいったかを知らないと思います。1,367人のうち一番多いのがフィリピンの戦場で死んだ方が322人、次が中国263人、次がビルマ、ミャンマーで151人、そして沖縄戦など国内が205人という、そういう内訳になっております。 そのときどうだったか、その戦況はどうだったか、総社市の御英霊たちはどう戦っていったのかということも含めて何を教材として誰が教えていくのかということは、やはり総合教育会議のメンバーと、そしてまた教育委員会の中で話し合って決めていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) ここで今年の6月14日日曜日、朝日新聞朝刊6面の読者の声の欄があって、山陽新聞でいうちまた欄みたいなコーナーなんですが、そこにあった投稿の一つを紹介させていただきたいと思います。 総理のマスク大切にする息子、会社員、宮城県44歳の方。小学6年生の息子が5月にあった登校日に学校で安倍総理からのマスクもらえたよとうれしそうに見せてくれた。家族で最初にもらえてよかったねと返事をしながら、今となってはありがた迷惑かもと正直思いました。我が家のマスクの在庫の逼迫度も落ち着き、必要性が薄らぎ、マスクに関するニュースを見るたびに疑問に感じていました。でも、息子は少し汚れたからと自ら進んで手洗いし、総理から頂いたものだし大切にしなくちゃと言って干していました。ふだん自ら洗うことなどなく、意外でした。まずは感謝すること、頂いたものを無駄にしないことを分かっていたのでしょう。恐らく二度ともらうことなどないだろうということも。干しながら私に話しかけた息子の姿は少し誇らしげに見え、ものを大切にすることについて改めて気づかされました、といったものでございます。 マスコミを中心とした世間では小さいだの効果に疑問だのさんざんたたかれたいわゆるアベノマスクですが、この子の取った自ら大事に洗って使うという行動は、恐らく学校で先生から受け取る際にかけられた言葉の成果でしょう。これが教育だと思います。投稿者は感謝することや頂いたものを無駄にしないことを分かっていたのでしょうとおっしゃってますが、何も教えられないのに勝手に身につくはずはありません。ここが大切です。正しく教わればすばらしい行動につながるし、間違ったことを教わればそれが正しいことになってしまい、間違った行動を取ってしまうんです。これは全てにおいて言えることでしょう。 ここで話を元に戻します。 現在では慰霊祭や追悼式を各慰霊碑、忠魂碑の前で行うのは難しいと思います。でも、しかし、だからこそ、せめてなぜどうしてここに祭られているのかを正しく理解してほしいし、正しく伝えていくためには、やはり学校で統一された教育を受けるのが一番だと思います。その土地や地域、ひいては自国の歴史を正しく認識できていないのに、真の郷土愛は生まれないし育まれないと私は思います。学習指導要綱に入れてほしいといったものではありません。総社を愛すために総社の正しい歴史を、地元総社のために命をかけた方々がいたことを知ってほしいという思いだけです。市長はどのように思われますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 議員おっしゃるとおりで、私もそのように思っております。亡くなられた方々、御英霊に対してその敬意を忘れてはなりません。また、忠魂碑も私自身が秦小学校へ通っていたその通学路の道中に忠魂碑がございました。それを私は幼心にあれは何かというふうにその近所のおじさんに聞いたことがあります。それは戦争で亡くなられた方を祭っている、そしてその魂を忘れてはいけないというために建ててある、それは地域が建てたというふうに言われました。その教えは心の中に今でも残っておりますから、これは教えるべきだと思っておりますが、さて何を教材に誰がということについては、また論じていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今の市長の過去の経験、とてもそれが多分一番いいことなんですけれど、そうするとどうしてもそのことを学べる子と学べない子で差が出てきてしまうと思うので、どこかで統一した教育が受けれればいいなというのが私の思いです。どうぞこれからも御検討よろしくお願いいたします。 それでは、2に移ります。 交通安全対策についてですが、1番、中学生の自転車保険について前回議会に続いてお聞きいたします。 まず、①自転車保険の加入状況調査は実施されたのでしょうか。されたのでしたら、結果も併せて教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 加入状況の調査でございますが、個々人の加入状況の調査は現在のところ実施しておりませんが、学校に確認しましたところ、入学時の保険加入率はTSマークの加入率約7割に加え、学校で案内しているPTA連合会の総合保障制度等への申込みが一、二割程度でございました。ほかに自転車保険は保護者の自動車保険や火災保険等の特約やクレジットカードに附帯している、そういうケースもございますが、全員加入には至っていない状況だと思います。特に2年生以上では加入率が下がる傾向があるということは、TSマークが1年ということですので、そういうことが推測されます。 自転車保険への加入は大変重要なことだと考えておりますので、早期に個々の実体を把握して加入を勧めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それでは、2、TSマーク付の自転車購入者が多いということで、今教育長の答弁にもありましたけれど1年で失効いたします。ですから、それが失効しないためには年ごとに点検整備を実施すれば済むんですけれど、その点検整備実施者は何人程度か把握をされてますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) TSマーク付の自転車の点検整備の実施者についてでございますが、販売店のほうに確認をしましたところ、1年ごとに点検整備を行ってTSマークを更新しているという生徒は二、三割程度ということでございました。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) TSマークをつけてもらうための点検整備は、店や整備の程度によって差はありますがおおむね1,000円から2,000円程度だと思いますので、しっかり整備を実施していただきたいですし、TSマークには赤色と青色の2種類ありますが、整備料金にあまり差がない割には賠償額が圧倒的に違いますので、どうせなら赤色をつけてほしいですし、そういったことも含めてしっかりと促してほしいと思います。 次に、3ですが、保険に加入するのは大変意味があると思いますが、その加入補助の検討はされましたでしょうか。先ほど申したように保険に関する知識や意識の高揚といったことも必要だと思いますし、前回教育長は100%を目指すとおっしゃったので、期待を込めてお尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 保険加入補助についてでございますが、中学生にとって自転車は通学だけでなくてプライベートでもよく利用しております。また、自転車は中学生だけでなく広く市民が利用しているものであるということもありまして、現在のところ加入補助をするということは考えておりません。 しかしながら、保険加入は先ほども申しましたが非常に重要なことと考えておりますので、100%加入への取組と併せて今後継続して検討してまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) よろしくお願いいたします。 続いて、2、地域力予算についてお尋ねをいたします。 この地域力予算、年間1億円を3箇年実施するといったものですが、まず①現在の執行率を教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 実際現場の担当部長から詳しく説明をまずさせていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして、私のほうから執行状況を御報告させていただきます。 地域力予算の執行率につきましては、平成30年度が91.5%、それから令和元年度昨年度は96.1%となっておりまして、2年間での全体の執行率は93.7%でございました。また、今年度は8月31日現在で執行率は55.0%という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 今年度が今のところ55%ということで、3箇年の期限があるんで、これ全額執行が可能でしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私からは100%目指して頑張っていきたいと、そういう答弁になるんですが、実際災害復旧の工事が重なっておりまして、その中で現場はどうなのかということを担当部長から答弁させていただきたいと思います。目指すところは100%目指して執行してまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして、私のほうから答弁させていただきます。 今年度は100%を実施してまいります。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 3ですが、3年が間もなく経過しますが、100%を目指すとおっしゃっていただきましたし、担当部長にもおっしゃっていただきましたし。ただ、それが3年経過した後はどうなるのでしょうか。いわゆる地域力予算がなくなって、要は単純に1年間に1億円というものが土木担当さんなんかが上げてくるところに賄われるわけですが、これが単純に減額されてしまうというふうな感覚になってしまうんですけど、減額されてしまうんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは3年間ということでこの議場でも議論をして予算決定をして3年ということで執行をやっておりますから、取りあえず今年度末でこの地域力予算は終わりということにさせていただきたいと思います。その状況を見ながら次のことは考えていくべきだと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 年間1億円の中に教育委員会充当分もあると思うんですけど、それについてはどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これについても、地域力予算は今年度で終わりますから取りあえず締めて、また将来についてはいろんな御意見を聞きながら何が必要で何が不必要であったかなどを調査して、まずストップしてその後のことは考えていきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 名前は変わってもいいですし、しかしぜひこの予算は残して地域の要望に少しでも多く応えていただきたいと思います。土木要望はなかなか減ってないんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。 続いて、3、通学路についてお尋ねをいたします。 通学路の安全性の確認はどのようにして行っているのでしょうか。実際に先生方や教育委員会の職員の方々が歩いたり自転車で走行してみたり、児童生徒やあるいは保護者に聞き取りをされたりしていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 通学路の安全性の確認についてでございますが、児童生徒が安全に通学できるよう、通学路の安全確保を図るために学校ごとに安全点検を実施しております。 具体的には、児童生徒やPTAの声を聞いて危険箇所を把握すると、それと併せて教職員等による安全点検を学期に一、二回定期的に行っております。教職員とPTAや警察、地域の見守り隊などの方などの合同安全点検を年に1回実施しております。また、教育委員会も学校や道路管理者等と通学路の点検を学校からの申出によって大体年に一、二回実施しているという状況でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) そのようにして安全性を高めていっていただいているわけですけれど、②定められた通学路以外を通っている児童や生徒も実はいると思います。もし、この指定通学路以外で事故が発生した場合の対応はどういったものになるのでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 定められた通学路以外で事故が発生した際の対応についてでございますが、教育委員会が加入しております独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害共済給付制度では、給付の対象となる範囲が通常の経路及び方法により通学する場合でございます。通学路に指定されてない場合については個別に審査されるということになりますが、明らかに通学途上であるということが確認された場合には、通学路以外でもほとんどの場合が給付の対象に今のところなっております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) ちょっと安心しましたけれど、それでは3、それがさらに総社市外だった場合はどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 総社市外の道路の通行中の場合でございますが、この場合につきましても先ほどの場合と同様でございます。市内であるということは給付の条件ではないということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 大分安心をいたしましたが、こういった質問をさせていただいたのも、どうしても家の立地条件、それから学校への通学路を考えたときに、一瞬というかちょっとの時間市外に出てしまうような子もいたりするので、そういったところを私は非常に心配をしておりました。これからもできるだけ現実に即した通学路の指定と指導をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 続いて、4、用水路についてお尋ねいたします。 ①市内に危険用水路というものは大体何箇所ぐらいあるのでしょうか。
    ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁をいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 建設部長。 ◎建設部長(林圭一君) 命によりまして、私のほうから答弁をさせていただきます。 危険用水路という言葉でございますが、危険である用水路を地域がどう把握しているか、そういう意味で把握している数字をお答えさせていただきたいと思っておりまして、現在土木担当員からここが危険なんで転落防止柵をしてくださいという用水路、排水路、河川、そういう要望書が残っているのが51箇所、4,900mございます。それから、総社警察署、こちらのほうも何年か前から転落事故が多かったときにここにぜひ転落防止柵をつけてくださいというふうなやり取りをさせていただいて、まだ現在残っている場所が4箇所、780m残っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) やはり今の数を聞くと結構多く感じるんですけれど、②それらの対策予定はどうでしょうか。用水路に転落して死亡したといった事故を時々ニュース等で耳にしますが、従来より危険性が指摘されていたような用水路を様々な理由があるにしろ放置し、結果そこで事故があったら責任を追及されかねませんし、何より子どもたちをはじめ年配の方々や障がいのある方々が安心して往来できるように整備を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 安心を確保できるように進めてまいりたいと思います。今の進捗具合で言うと、1年間に1,000m、1㎞の延長で転落防止柵を造っておりますが、さらにそれが順調に行くように頑張ってまいりたいと思います。 また、警察指摘の4箇所につきましては、沿線住民の方の全員同意が得られないという、そういう難点を持っておりますが、そういうところにつきましては路肩に反射板等を設置するなどなど、どんな対応ができるか、対応できる限りのものはしてまいりたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 積極的に進めていただきたいと思います。 続いて、5に移ります。 交通弱者の移動手段についてです。 ①総社市におけるシニアカーの普及率を分かれば教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 お尋ねございましたシニアカー、すなわち電動車椅子、こういったものの普及率は令和2年3月に行った介護予防・日常生活圏域ニーズ調査によりますと、高齢者の0.5%、利用者は約90名程度と推定されます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) 続いて、②高齢者の自転車利用者の実態把握はできているでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) お答え申し上げます。 同じく介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の結果によりますと、自転車を利用する高齢者の数は約5,000人と把握しております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) それで、③シニアカーや電動アシスト三輪自転車等の購入補助はできないかなんですけれど、と申しますのも、要は高齢者によるアクセルとブレーキの踏み間違い事故が連日のように報道され、そのことに起因して運転免許を返納されたり移動手段を失った方々は日々困ってらっしゃいます。もともと運転免許を有してなかった方々も同様です。雪舟くんを利用すれば解決しそうですが、いまだに運行日や運行時間の改善は見られませんし、新たな移動手段を見つけなければ生活に困ってしまいます。だから、足腰が弱ってきているというような実感があっても自転車に乗って移動されている方も多いと思います。 そうした方々への新たな移動手段としてグリーンスローモビリティも期待されますが、同じ方向に行く人がいないと非効率的ではありますし、何より狭い空間に複数乗り合わせるというのは昨今のウイルス感染症対策を考えると逆行している感もあります。ほかにも様々な要因があり、なかなかうまく進まない、これは理解はできるんです。 そこで、電動車椅子としてシニアカーを利用するのではなく、グリーンスローモビリティの代替として、またシニアカーを利用することに対して抵抗がある方に電動アシスト三輪自転車等を利用していただければ密にはなりませんし、足腰が弱ってても電動アシストがついてるので割と楽にこげれますし、要はいつでも自分の思った時間に行動できますし、ある程度の距離は随分と楽に移動しやすくなるのではないでしょうか。これらには道路の整備も必要です、先ほどの用水路もそうですけれど。また、悪天候の際は出かけられませんし、これをすればはい問題解決というふうな簡単なわけにはいきませんが、これからますます進む高齢化社会の大きな課題の一つである移動手段の確保、ここにもう少し力を入れてみてもらえないでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 大変重要な質問になると受け止めております。まさしく移動手段の確保ということに総社市として寄り添うと申し上げておるわけですから、寄り添っていきたいと、そのやり方をどうしていくかということをこれから考えていきたいと思います。 まず、今現在のシニアカーの助成についてでありますが、これは要介護、要支援の認定者、要支援1、2、要介護1から5の認定者について、要介護5の方がシニアカーに乗れるはずもないんですけれども、この認定者については月額2,000円程度の助成がありまして、今その2,000円程度でレンタルをして総社市内で50件程度の御利用者がいらっしゃいます。 問題は、その要支援1、2、要介護1から5までにはまらない人、この方々が一体どうなのかという御指摘を受けて、総社の議場でそこに助成したらどうかということで、じゃあやりましょうということで上限5万円でシニアカーの購入助成制度を始めたんですけれども、手挙げ者がゼロだったもんですから、これはどうかということで平成31年3月に助成制度を廃止したんですけれども、それは置いといて、私はそもそも全国屈指の福祉先駆都市というのは一体何なのかと、何をもって全国屈指だと言っているのかと。それは答えは明白でありまして、先ほど申し上げました要支援1、2、要介護1から5、国の等級には認定されないけれども歩きづらいとか、膝が痛いとか、家にスロープつけてちょうだいとか、あるいは孤独だ、あるいは買物に世間には娘が週2回来てくれるというふうに言っているけれども実は来ていないと、だけど要支援1、2にはまらないんだという方々をそうじゃ台帳として、総社が認定をして、その方々に助成をする制度というものを市独自でつくっているかいないか、ここの部分が全国屈指と言えるか言えないか、いわゆるグレーの部分をどう抱き寄せてどう寄り添っていくかということ。 今、保健福祉部でそうじゃ台帳、民生委員の方々もお手伝いいただきながら、うちの保健師さんとか、そういうスタッフで全市を今調査して、大体候補として980人ぐらいの規模が今浮かび上がってきておりますが、実際本当にそうだよねという部分は22名程度の確定値でございます。そのそうじゃ台帳を、どういう人がそうじゃ台帳に登載されるのか。うちのばあちゃんは登載されんのに、隣の人はええよなみたいな、それが起こるからこれは非常に難しい政策ではあるんですけれども、そこに勇気を持って飛び込んでいくということがやはり必要になってくると思います。 そのそうじゃ台帳を作った上で、その中で議員がおっしゃる移動手段についても不如意な方がいればそこに助成を加えていく仕組み、できればそのそうじゃ台帳に助成をするのは、総量的にそうじゃ台帳予算というものを作って、そこで柔軟に使っていけるような予算配分というような制度をつくっていくべきだというふうに考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) そうなんです。だから、僕も提案としてシニアカーとか電動アシスト三輪車と言ってますけれど、それに限ったものではなくて、その人その人のニーズに応えていただけるように、そもそも僕も申し上げましたけど、シニアカーを利用するというのは恐らく多分抵抗があるんだと思います。あまり年寄り扱いしてほしくないという方も非常に多いと思います。そういったところにもきめ細やかなケアができるようによろしくお願いいたします。 そして、では最後の大項目、子育て支援に移ります。 まずは、児童虐待についてお尋ねをいたします。 今議会に上程されました令和2年度一般会計補正予算第8号の中にも、子どもの見守り強化事業が新型コロナウイルス感染症の影響で学校等の休校や外出自粛が継続する中で子どもの見守り機会が減少し児童虐待リスクが高まっていることから、民間団体等にも幅広く協力を求め様々なネットワークを動員して見守り体制を強化する必要があるためとして234万8,000円の計上をされていますが、①総社市内ではこの児童虐待を何件程度把握されていますでしょうか。 あわせて、②この自粛期間中に増加はしていないか、またその傾向はないか、要は児童虐待が増えたからこの見守り事業を強化するのか、増えてないけれど増えそうな気配があるから強化するのか、そういったことも含めてお尋ねをいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 実態数値については、担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私よりお答え申し上げます。 まず、①の児童虐待の今の把握数でございますけれども、現在市内で継続的に見守っている要保護児童は118世帯、213人でございます。 続きまして、②の御質問にあります自粛期間中の増加傾向でございますが、先ほど申し上げた要保護児童数は横ばいでございますけれども、一方で新たな相談件数というものはございます。今年3月以降の新たな相談件数は52件ございました。この数字、過去2年間の同時期と比べると令和元年度は63件であったり、平成30年度は52件といった形で、今年が特に多いわけではございません。ただ一方で、先ほども御指摘があったようにこのコロナ禍での外出自粛により家庭内でのいらいらやストレスの高まり、また見守り機会の減少があるため、児童虐待のリスクが高まるおそれがあると、そのように認識しておりまして、先ほど御紹介いただきました本議会に提出している事業の提案経過といたしましてもそういった潜在的なリスクが高まっているのではないかと、そういった認識から御提案しているということでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) この児童虐待の発見というのは家庭内にも入っていかなければならないので、本当に難しい事業だとは思いますが、それこそ「総社を愛す子供」にちゃんと育っていってほしいですし、それより以前にとにかく健やかに育っていってほしいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。 続いて、2、スマホ・ゲーム依存についてですが、①スマホ・ゲーム依存について相談は何件程度寄せられているのでしょうか。これは子どもに限らず親が依存症に陥り、結果ネグレクトにつながったりもしますので、全年齢層について教えていただきたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 数字については、担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育部長。 ◎教育部長(服部浩二君) 命によりまして、私のほうから御答弁させていただきます。 スマホ・ゲームの依存症ということでございます。議員から全年齢についてというふうな御質問を今ちょうどいただいたところですけれども、私ども取りあえず子どもについての内容でございます。 スマホ・ゲーム依存につきましては、親からすると主に家庭での過ごし方の課題というふうに認識をされております。ですので、市の保健福祉部や教育委員会などへ直接の御相談ということでは受けてございません。ただ、学校でいいますと、学校の保護者懇談ですとか家庭訪問の折に子どもが長時間のスマホやゲームの利用で困っているという保護者の悩みをお聞きするケースというのは各学校とも数件ございました。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) いわゆる大人の相談というのは保健福祉部のほうでも全然把握されてないということでいいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) はい、私ども保健福祉部でも大人の方も含めて特にそういった相談は今のところはございません。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) まだ顕著に総社市内ではなってないということなんでしょうけれど、これからまだまだ以前僕も質問させていただきましたけど、WHOがもう病気であるということを認めてますし、こういったことを今後何か対策は講じてらっしゃいますでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 教育長、教育委員会から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) スマホ・ゲーム依存についての対策ということでございますが、家庭教育支援の一助としては保護者や児童生徒を対象として子どもを取り巻く環境におけるスマホやゲームとの正しい関係づくりをテーマにしまして、研修会を認定こども園、幼稚園、小・中学校、社会教育関係施設などで開催をしております。 また、学校教育におきましてはメディアコントロールに関する取組、これは中学校区単位で行っておりますが、そういう取組での意識づけや、専門家による出前授業を実施、例えば昨年総社東中学校ではLINE株式会社の方をお呼びしてメディア等の上手な使い方の学習ということで行っております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) これも具体的な対策ってなかなか難しくて、メディアコントロールとかも以前から取り組まれてらっしゃいますのですけど、3に移ります。 健康被害は報告されてないでしょうかということなんですけれど、先月20日の木曜日、読売新聞の15面、暮らしのコーナーにコロナ禍での運動不足やスマホ等の使用で姿勢が悪くなりがちで、小・中学生でも肩凝りの症状を訴えるケースが増えてきているといった記事がございました。これに加えて、それこそ予算もこの前通りましたけれど、GIGAスクールで1人につき1台ノートパソコンが与えられるわけですから、今後は今まで以上に注意しなければならないと思います。いわゆるゲーム依存に限らず、もう単純に画面を長いこと見ることによって視力が低下するといったことも注意しなければならないでしょうし、今申しましたように姿勢が悪くなることによる弊害といったことも考えないといけないと思います。 そこで、今後の方針も併せて教えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ゆゆしき事態だと思っておりますので、極めて慎重かつ分かりやすく各学校で伝えていく、指導していく必要があろうかと思っております。その教育現場の話については教育長から答弁させていただきます。 ○議長(劒持堅吾君) 教育長。 ◎教育長(久山延司君) 確かにおっしゃられるように視力、特に姿勢、授業を見て回っていても子どもの姿勢というのは大変気になっております。これがスマホ、ゲーム等からそういう要因なのかどうかというのは分かりませんが、その可能性は多分にあるというふうに認識しております。そういうことで、保健体育の保健の授業ですとか、それから学級活動、そういうところでもしっかりとこういう問題は取り上げていきたいというふうに思います。 それともう一つは、家庭でのルールづくり、これは重要だと思っております。学校からもそういう機会を捉えて保護者にお願いしているわけですが、しっかりと家庭で時間ですとかそういうことのルールをつくっていただく必要があるというふうに思っております。 それから、GIGAスクール構想ということが先ほど議員のほうからお話がありましたが、GIGAスクールは使い方だけでなく、そういうことも含めて指導する場としたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) ちょっと残念な情報というかあれなんですけど、同じ例えば3時間ゲームをするのと3時間リモートとかで授業を受けるのとだったら、授業を受けるほうが疲労度がとっても多いらしいんです、ちょっと残念なんですけど。そういったことも含めて今後コロナの影響もあろうかと思いますし、今後はコロナに限らず新型インフルエンザ等でどんなことが起きるか分かりませんので、そうしたときに学習する上で勉強はできるんだけど体調が悪くなったというのでは本末転倒なような気が若干しますし、そういったところに今後も注意を払っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 そして、市長におかれましては感染症による誹謗中傷から子どもたちを守ることに全力を傾注していただける、これは大変ありがたく心強い限りでございますが、先ほどから申しておりますようにほかにもたくさんの誘惑や危険が子育てにははらみます。それら全てを行政が払拭するというのは無理でしょうが、それでも少しでも安全に、少しでも安心して子育てができる環境の整備をお願いしたいと思います。 最後にもう一度、市長の御所見を伺いたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今回のコロナ禍の中で子どもを守っていく、そしてまた感染者が出た場合の誹謗中傷、そして人権侵害から当事者を守っていくということは大切なことであります。これはもうさらに全力を挙げて総社市全体で取り組んでまいりたいと思います。 問題は、その陰に隠れて本当に苦しんでいらっしゃる方々、子どももたくさんいますから、よく目配せしながら、今教育長が新しい久山体制に替わりましたので、教育委員会とも執行部と共々手を合わせて、議会、溝手議員はじめ御協力をいただきながら、子どものために「総社を愛する子供」をつくっていきたいと思っております。いろんな御忠告ありがとうございました。感謝いたしております。 ○議長(劒持堅吾君) 溝手宣良君。 ◆2番(溝手宣良君) ありがとうございました。これからも引き続きよろしくお願いいたします。 以上で、私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午前11時20分              再開 午前11時30分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、6番三宅啓介君の質問を許します。 6番三宅啓介君。              〔6番 三宅啓介君 登壇〕 ◆6番(三宅啓介君) 議長のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきたいと思います。 今回、大きく二つのテーマについてお尋ねをいたしたいというふうに思っております。 一つは、総社市が発行している、もしくはこれから発行する商品券の事業について、このことについて詳細を何点かお尋ねをしたいというのが一つと、もう一つはコロナ禍における図書館の運営についてというこの二つの大きなテーマについてそれぞれ何点か質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、最初の総社市発行の商品券事業についてということで、まず1番目なんですけれども、総社市では5月にお持ち帰りDEお得券事業ということを始めまして、市内の飲食店がコロナによって大変影響を受けているだろうということで、テイクアウトをすることを条件にこのお持ち帰りDEお得券事業というのを始めまして、2,000円出せば3,000円分の商品券を発行して、それを使って市内の飲食店をサポートしようと、こういう事業でありました。これが8月末で先日使用期限が終わりまして、その間いろんな市内の飲食業ではこの券を使ってたくさんのテイクアウト事業をされたというふうに思いますけれども、この券で十分な経済効果があったのかどうか、市としてはどのようにこの券の在り方を考えたのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 三宅議員の御質問にお答えをいたします。 お持ち帰りDEお得券事業でございますが、頑張ってやってまいりましたが、139店舗加盟いただきまして市民の方々に御購入をいただいた上でテイクアウト助成をやってまいりました。確かに大変売上げが伸びて実は去年よりも伸びたという店舗もありますけれども、さほどそうでもなかったというところもあるやもしれません。具体的には担当部長から何万円以上が何店舗であるとか、こういう声があるとかという詳細について、この場で御説明申し上げる必要があろうかと思います。私としては、よかったというところと、また改善していかなければいけないというところ、相併せ持つなとは思っておりますけれども、皆さんの御協力には心から感謝を申し上げたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私のほうからお持ち帰りDEお得券の現在の状況についてお伝えをさせていただきます。 クーポン券の使用についてですが、今現在売れました枚数が3万7,394セットという形になりまして、4万セット販売をさせていただきましたので、残が2,606枚という形になっております。このクーポン券について全てが使用されますと1億1,218万2,000円というふうな市内の飲食店等の売上げになるところでございます。ちなみに、換金につきましては今現在9月中ということで行っておりますが、今換金率が88%ということで、金額に直しますと1億円弱という形になっているところでございます。 この事業につきましては、飲食店のほうからいろいろな感想等をいただき、私どももお伺いいたしました。特に多かったのが、この事業をきっかけに初めて店を訪れた方が増えたでございますとか、実際に売上げが伸びたところもございます。一方では、店舗によりましてかなりの差があったりもしますので、そういったところはどうしても出てくるのかなというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 少なくとも今部長心得がおっしゃられましたように、1億1,200万円ぐらいの経済効果というか、これが市内にお金が落ちたということは、これはそれだけでも本当に十分な効果はあるんだろうと私は思います。ただ、そういった中でも売上げが上がったお店、そうでないお店があるという、そういう状況がどうしても実際この総社市内にもあるんだということが今お聞きして分かりましたので、これを何とか停滞ムードというか、それにつなげないようにというか、そうならないように市としては引き続いて何かしらの支援を行っていかないといけないと私は思っているんですけれども、次に②の質問に移るんですが、これは8月でこのお持ち帰りDEお得券事業は終わりまして、今現在市内の飲食業界のこの状況はどういう状況に置かれているというふうにお考えですか。やっぱりコロナによって非常に厳しい状況には変わりないという状況という認識なのか、いやこのお持ち帰りDEお得券事業で結構な勢いがついたよというふうに御感想としてお持ちなのか、どういうふうに市としては捉えていますか、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 私はもう最悪厳しいというふうに思っております。第1波が収束ぎみになって緊急事態宣言が終わり、7月に我々がお願いをしている専門家会議を行ったときが、これからテイクアウトじゃなくて店舗の中でもう食事しようよという宣言を出していいというところまで行ったときには、ああこれで乗り越えられたかなというふうに思いましたけれども、この7月中盤以降の感染者の増え具合で大変な打撃を受けているというふうに思っております。 確かにクーポン券で頑張ってくださった、市民も協力してくださっておりますけれども、これは本当にこれから倒産が出るとか、これからギブアップとか、もう今一番厳しい時期を迎える、これからがつらい時期を迎えると、気を引き締めていかないといけないと、そういう認識でおります。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 再度お尋ねをするんですけれども、テイクアウト事業は今市内の店舗でたくさんやっていますけれども、これがそれなりに効果があったというのは、このクーポン券があったおかげであって、これが今もう一旦8月31日でなくなった時点で、また厳しい状況になるというふうに認識をされているということでよろしいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) クーポン券事業があまりにも売上げを上げたという顕著なお店が結構あります。そのことによって前年度よりも売上げが上がったという店が結構あります。でも、それは一部であります。本来は飲食店さんというものは店内にお客さんが来られて、店内で消費をして、そして売上げが上がっていくのが本来でありますので、その本来の活況ぶりを取り戻すということがこれから必要になってくる。取りあえず今までのお持ち帰りDEお得券というのはそれなりの功は奏しているけれども、本来店に来て店内消費、これを持ち上げていくというのがこれからの課題だというふうに認識をいたしております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 市長と私も同じような気持ちでおりますので、そのとおりだろうと思います。飲食店もやはりテイクアウトだけじゃなくて本来お店に来てもらって、そこでいろんなものを召し上がってもらうというか、そういうところがあってやはり売上げが上がるみたいな、それはもうそのとおりだろうというふうに思います。 なので、私次の質問に移るんですけれども、そういったところのサポートをする一つの方法として、そうじゃ復活券事業というのを、総社市は第2弾のコロナの影響がある、これは飲食店だけじゃなくていろんな業界で使えるそうじゃ復活券というものを発行する予定だったと思うんですけれども、9月からこれをやろうと当初はそういう予定でおったもの、総額ざっと約10億円ぐらいの発行額だというふうに思いますけれども、これを第2弾でやろうとしたところ、8月の「広報そうじゃ」ではこれをやりますよと言ってたのが、9月でしたか、延期しますよって、何か1箇月の間にやろうと言ってたものが一気に延期になったということで、何となく水を差してしまうような、そんなことになってしまったのかなというふうに印象を持ってしまうんですけれども、①番目としてなぜ第2弾の経済対策の一つの柱であるそうじゃ復活券を延期されたのか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これ、大変申し訳なく思っております。7月に臨時議会を開いていただきまして御議決をいただきまして、テイクアウトのお買い得券の第2弾として広くあまねく今度は飲食店以外でも苦労をしていらっしゃる商店舗を対象に市内全域でやろうと思っておりましたが、本当に岡山県内で感染者が100人を超えて7月、8月と発生していったということ、この中でこのほぼ10億円のプレミアム商品券をお配りして一気にということはいささか危険があるというふうに判断をいたしましたので、もうしばらく様子を見て進めさせていただきたいと思います。 国においてもGo To キャンペーンを7月23日海の日、あの連休からスタートさせましたけれども、なかなか東京外しがあったりとか、国民全体が今だ、すぐだというムードにはまだなっていないようでございます。もういましばらく様子を見るがために、今回は若干猶予をいただいて、また議会とも相談しながらこのプレミアム商品券を発行する期日について決定させていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) なぜ延期したのかということに関して、具体的に何か数字であるとかこういう手順を踏んで延期を決定したんだというところをお聞きをしたかったんですが、今の市長のお話だと岡山県内でも100名を超す感染者が出た、これはもうそのとおりです。 そうしたことがあったので延期をしたんだということなんですけれども、これ②番目に移りますが、じゃあどういう条件でいわゆるリスタートというか、発売をするのかというところが非常に今のお答えだと難しいんじゃないかなというふうに思うんですけれども、どういう条件が整えば発売を決定するんでしょうかね。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは総社の専門家会議をもう一回開いていただいて、ドクターの立場でこれをやっていいのか悪いのかということを協議して、その指示を仰ぎながら決定に持ち込んでいきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 総社の専門家会議を開いて、そこの中で協議をして、それで発売を決定するということだと思いますけれども、それはそもそもいつ開くかとか決まっているのか、その前に延期をすること自体も専門家会議で決められたんでしょうか、お尋ねをいたしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 延期をすることは専門家会議を開かず決めております。これだけ岡山県下に3人、4人、3人、4人と飲食店を中心にクラスター現象が起こった以上は、常識的に考えてこれはもう無理だというふうに判断をいたしました。 専門家会議はできるだけ早めに開きたいと思いますが、ある程度状況が変化した上で開かせていただきたいと思います。幸いにここ1週間は岡山県下で、昨日は出ておりましたけれども、3人、4人、5人みたいな感じではなくなってきておりますので、状況の変化を見ながら招集させていただきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 それで、市長も今おっしゃられましたけれども、このそうじゃ復活券というのはいろんな業界で使える券であって飲食店だけじゃないので、そういう意味でも市民の方々も早く期待をされたものを発売してもらいたいなという、そういう気持ちがあるんだろうと思うんですけれども、そうした中で我々もそうですけど、市内ではもう随分コロナ対策というのを市民一人一人が随分気持ちを持ってやってる話だと思うんですけれども、そうした中で飲食店の中でクラスターが発生することを一つ条件に挙げられましたけれども、それだけで延期であるとか再開だとか、専門家会議をしてお墨つきを受けたから再開しますよとか、そういうような決め方で果たして本当にいいんだろうかどうなのかというところを疑問に思うんですけれども、そこはどのようにお考えですかね。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) やはりどうして我々は素人です。このクラスター現象が岡山市に起こった、もう既に何週間かたっている、総社東中学校でもそういうことがあっている、お隣の倉敷市さんでも感染者が出ている、こういう状況を鑑みて、やはり専門家の意見を聞きながらそれを前提として、決めるのはこっちですけれども、参考にお伺いするということはやらないといけないと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 このそうじゃ復活券事業のホームページを見ると、この事業の目的自体が新型コロナウイルス感染症拡大に伴う地域経済への影響を鑑み、市内消費を積極的に喚起して地域経済の活性化を図ることを目的にするんだというこの事業目的の一方で、延期としてコロナウイルスの感染者が増加傾向にあるため感染の拡大防止を第一に考え販売開始を延期します、随分正反対の事業目的と延期の理由があって、本当にこれ難しいと私も思うので、どっかでやはり決断しないといけないとは思うんですけれども、会議を開催して助言を受けるんであれば、それは早めにやっていただきたいなと思いますし、やはり実際問題コロナで影響を受けている市内の事業者というのは大変多くいると思いますので、そうしていただきたいんですけれども、再度市長、この会議早めに開催して早めに復活券事業を発売するというお考え、どうですかね。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) できる限り早急に決断をしてまいりたいと、その専門家会議も早めに開いて指示を仰いで決めていきたいと思います。もともとスタートさせたとしても、スタートさせた後に第3の波がまた来る可能性もあるわけでございますから、そこの部分は決断の話になってまいりますので、いろんな意見を聞きながら早急に決めてまいりたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 おっしゃられたように本当にそのとおりなんです。会議をした後にまた第3の波が来てまたストップみたいな話もゼロじゃないと思うので、もうそういう意味では私はもう発売をして市民の中には随分コロナに対する対策というのが浸透していると私は思っている、100%ではないかもしれませんけれども。であれば、もう発売してもいいんじゃないかなという気持ちではいるので、そこも考えられてできる限り早めの対応ができるのであればそうしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 3番目の質問でありますけれども、近隣自治体が様々な経済支援キャンペーンを始めております。岡山市ではPayPayを使ってポイント還元、これも8月でやってしまったということですし、お隣の倉敷ではd払いで同じようにポイントを還元するという、そういうキャンペーンをやっておりますので、そういう意味でも総社の復活券を早めに発売をして、さっきの岡山であるとか倉敷のキャンペーンは総社市民でも使えるということだというふうに認識をしておりましたので、そういう意味では需要が分散してしまうという恐れもなきにしもあらずで、やはりそういう意味では早めに復活券出してもらいたいというふうには思うんですけれども、それとは別にこれは復活券の販売状況によっては追加の支援策を検討すべきと考えるがどうかという質問なんですが、今のような状況でもしも復活券の売行きがあまりよくなくて、思ったほど市内の経済に効果が出なかったということも想定されるので、今のうちから追加の支援策の検討はしていくべきかなというふうに思っておるんですが、考え方的に何かお持ちですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 常に基本は国の地方創生の予算の範囲の中でという考え方はあるんですけれども、これまで水道料金を4か月無料にし、さらにお持ち帰りDEお得券を発売し、これは岡山県でも最速スピードの話だったと思います。1人10万円の配付も早めにやり、今回この10億円というやつをやり、さらに去年と比べて売上げが20%以上減収、営業利益が減った会社に対して10万円をお配りする、これ今1,000件弱のオーダーが来ておって、既にお渡しをしようとしている。さらには新しい分野へ挑戦する方々に対する助成、例えば医療機器のメーカーに対して自動車部品の工場が今度は医療機器の部品を作ることができないかであるとか、そういうものに助成をする、そしてまた何も東京へ住まなくてもいいじゃないかと、新生活様式、総社に住んで東京の仕事をしていく、その新様式の家賃の補助などについて助成をしていくということをちりばめながら、穴が空いたところを埋めていこうという考えを持っております。 まだ執行を行っていない部分もございます。それは東京からの移住者、新生活様式の助成についてはこれからというタイミングになっております。それはなぜかというと、今のタイミングで関東から人を呼んでいいのかという、そういうところで遅らせているんですけれども、これが完結、もう全てフィニッシュするということでは決してありません。10億円の商品券ももしかすると売れないかもしれませんし、予想以上に売れるかもしれませんけれども、様子を見ながら二の矢、三の矢が打てるように考えていこうとは思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 復活券の販売状況によるものですけれども、これ本当に柔軟に考えていただいて、お持ち帰りDEお得券事業を途中でちょっと仕組みを変えられたことがありましたけれども、そういうことも私は検討はありなんだろなと、これ状況によってですけれども、なのでそういうことも全く排除せずにいろんな方向から市内の事業者をサポートしていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、4番目の質問に移りますけれども、コロナ禍にあっては他市で行っている電子マネーでの還元やデジタル商品券などのような取組を考えてもいいのではないだろうかと、これ3番目の質問によく似てはいるんですけれども、やはりもうコロナというこういう感染症が広がった中で非接触ということが大きなテーマでありますので、非接触ということになると総社市は商品券というその実物を皆さんに買っていただくという、ものが人手へ渡って事業所に渡っていきますけれども、そうではなくて非接触というキーワードを考えたときに商品券自体もデジタル化して今発行している自治体があったりだとか、電子マネーでの先ほど言いました岡山、倉敷のような還元のキャンペーンをやっているところもありますので、こういう取組を今後も考えてやっていってもいいんじゃないかと思うんですけれども、3番目の質問とちょっとかぶりますけれども、どのようにお考えですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これは頭の中身を変えていきましょうと、私も結構アナログ的な人間なんですけれども、いや電子マネーでとかやったほうがいいんじゃないのかと、総社で、いやあ市長さん、まだまだ総社では使える人が少なくてとか、現金派の人が多いもんですからとかということで、取りあえずは止まってしまうということになりますけど、いつまでもそういうことじゃなくて、総社もその時代に突入しないとということは思っておりますので、この議会を前にいろいろ幹部で話をしたんですけれども、いつまでもPayPayとかそういうタイプのやり方が総社では合わないということはないんだよという考えを持ってやろうと思います。 ただ、取りあえずこの間の臨時議会で御議決いただいたプレミアムについては、アナログ的に商品券形式で発売しますけれども、将来的に我が市もそういう電子マネー、そういう方式は取り入れていくと、取り入れれば使ってくれる市民の方が増えてくるという考え方でやりたいとは思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。
    ◆6番(三宅啓介君) この件は以前同僚議員が地域マネーというものをつくってそれを活用したらどうだろうかという提案をされて、当局としてもそれはいいことでやっていこうというお話だったので、それに大きく関わってくる今の質問ではあるんですが、これやっていこうというお気持ちは分かるんですけれども、具体的に何か検討なり導入時期なりは考えておられるんでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今のところ考えておりません。これは将来のことになろうかと思いますけれども、いろんなリスクとか、よい可能性も含めて考えてみたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。 これも本当にコロナというこの時代にあって、やはり本当に前向きにやっていかないといけないと思いますので、引き続いてこのデジタル商品券であるとかさっきの地域通貨の話は前向きというかもう具体的に話を進めていただきたいなというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 それでは、次の質問に入りますが。 ○議長(劒持堅吾君) 質問者にお聞きします。 しばらく休憩をしたいと思いますが、いかがでしょう。 ◆6番(三宅啓介君) (続)はい、結構です。 ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩をいたします。再開は午後1時といたします。              休憩 午後0時0分              再開 午後1時0分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) それでは、引き続いて大きな項目の2番目に移りたいというふうに思います。 コロナ禍における図書館の運営についてということで質問しますけれども、その中で利便性の向上が今よりももっと必要だろうということで質問いたします。 具体的には図書館の利用者登録、これもうウェブを通じて申請できるようにできないだろうかというようなことでございます。総社市の図書館はコロナによって4月20日から5月6日まで休館をしたというふうに記憶しておりますけれども、その前後だったか、コロナによって随分利用状況に制限があったように記憶をしております。その制限の中に、その前にコロナだからこそ自宅で自粛をして、そういうときだからこそ図書館の利用が進んでもっともっと利用者が増えたらいいんじゃないだろうかなというところを考えておりまして、ただその当時は、じゃあ新しく図書館を利用しようと思っても利用者登録が、実際申請書に書いて身分証明書を出して利用者カードを受け取るんですけど、それができなかったというふうに記憶しておりまして、もうできないとかではなくて、ウェブを通じてある一定のところまではインターネット上でやって、あとは身分証明書だけポンと出して、コロナのときだからこそもっと利用者の方を獲得するみたいな、そういうふうにできないものだろうかなというふうに思いましてこの質問をさせていただきました。ウェブを通じて今後は利用者登録、そういうものができないですかね。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 考え方は、私はウェブを通じて利用者登録ができるようにしたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) じゃあそういうふうにしていただきたいと思います。どうしても最終的には身分証明書の部分というのは、これは必須なのかなというふうに思いますので、そこまでの間をインターネット上で住所登録だとかして、最終的には現地で身分証明書を出したらもうすぐ発行みたいな、そういう流れになるとコロナの中においても簡単に利用者カードを得ることができると思うので、そういうふうにしていけばいいなというふうに思いますので、そういう流れになるということで理解でよろしいですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 将来的にそういうふうに変えていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。そのようにしていただきたいと思います。 それでは、次の②番目の質問でございますけれども、さらに踏み込んで、今はカードそのものがないと図書館の本を借りることができませんけれども、これ他市においてはスマホに利用者のバーコードみたいなのを映し出して、要は先ほどの話でもそうですけれども、コロナ禍においては非接触というキーワードが大変重要なものでありますので、スマホに利用者カードのバーコードを示して、それを使ってもう接触することなく本を借りれるというような取組をしている自治体の図書館が増えてきております。そういうふうに総社市の図書館もやればカード自体忘れてもスマホがあれば借りれますよとか、そういうことにもつながるので、利用者カードのデジタル化も並行して進めればいいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) このことについても進めてまいりたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) じゃあこれも進めるということでございまして、行く行くはマイナンバーカードも図書館の利用者カードとして使えるというような議論もあると思いますけれども、じゃあ利用者カードのデジタル化を今後具体的に進めるということで再度確認ですけど、そういう考え方でいいんですよね。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) その方向で進めていきたいと思います。 今議会、一連の質問、私が行う答弁の中で幾つかIT化、それからAIの考え方、SNS、そういったものに対する全体的な考え方を進めていくということを市の方針として打ち出していく必要があろうかと、そういう時期になっていると思います。その部分が総社市が最も遅れていた部分です。何かあれば、いやいや端末機をみんな持っていませんからとか、あるいは今回の図書館でも、この答弁要旨には一部機器がデジタル化に対応していないためと、そういうことになります。こういうところを一つ一つお金はかかるけれども前向きに変えていくということを市の方針としてやっていこうと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。そういうふうに考え方をもうがらっと変えるという方法、それも必要だと思いますので、具体的に話を進めていただきたいなというふうに思います。 それでは、最後の質問になるかと思いますけれども、中項目の(2)番目としまして、財源の確保策といたしまして図書館で雑誌スポンサー制度を取り入れている、そういう公立の図書館、岡山県内では岡山の県立図書館でありますとか、お隣の倉敷市の図書館であるとか、玉野市の図書館もそういうふうにお伺いしておりますけれども、これは図書館に置いてある雑誌のカバー、透明なビニールカバーを雑誌にしておりますけれども、そこに企業広告のような形で年間であるとか半年だとかその雑誌を企業さんにもう買っていただくと、その代わり図書館はその雑誌の分だけ財源が浮くというか、財源を確保していただける、企業は企業として図書館の雑誌を見る人にその企業広告のような形でPRになると。その雑誌スポンサー制度を取り入れている図書館が県内にもありますけれども、財源を確保するという観点と、地域に貢献するという観点からすれば、総社市の図書館もこの制度を取り入れてもいいのではないだろうかと思いますけれども、いかがですか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはやればいいと思います。 以前、ごみ袋に広告を取ったことがあるんですが、これはちょっとどうかなと思ってやめましたけれども、図書館のブックカバーに広告を出してもらう、今コロナですから各社とも苦戦してますからお金を出してくれってなかなか言いにくいですけれども、図書館というのは総社市のメッカというか、大事な部分なんで、ここに企業スポンサーで入ってもらうというのは総社を愛するということでも非常に考え方は正しいと思いますので、これは前向きに進めていきたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三宅啓介君。 ◆6番(三宅啓介君) 分かりました。そのようにしていただけたらと思います。 もう最後に、先ほどからいろんな考え方を変えていかないといけないというお話の中で、例えばですけれど図書館で本を借りたら何月何日までに返してくださいって、こういう短冊のようなものを差し込んで貸してくれるんですけれど、例えばそこの一部分にも広告を入れて幾らか広告収入をいただくだとか、とにかく今までと発想を変えてどんなことができてどういう財源の確保策として取組ができるかみたいないろんな考え方を、できるかできないかは別として、そういう発想をいろんなことを考えていけばいいのかなというふうに思いますので、そういう意味でもこの雑誌スポンサー制度、ほかは取り組んでますけれど、総社市でやっていいというふうに思いますので、そういう方向だというふうに確認をいたしましたので、よろしくお願いをいたします。 以上で、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約5分。              休憩 午後1時9分              再開 午後1時14分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に続き会議を開きます。 次に、20番根馬和子さんの質問を許します。 20番根馬和子さん。              〔20番 根馬和子君 登壇〕 ◆20番(根馬和子君) 一般質問させていただきます。20番根馬和子でございます。 大きくは1点、国分寺周辺の整備等についてということでございますが、1番の民地も結構多い中、どのように整備をされるのかということが一番最近気になっておりまして、先般あの辺りを少し散策させていただきました。国分寺周辺といいますが、備中国分寺は奈良時代に創建されておりまして、南北朝時代に消失したと伝えられ、再建は1717年から1736年の19年かかって完成されているようでございます。江戸中期でございます。五重塔は1821年から1843年、これは江戸時代です、に造られました。県内唯一の五重塔でございます。これは国の重要文化財に指定されているんですかね、そういうところに私も一生に一遍でいいからこんなところに住んでみたいなと娘時代に思っておりましたら、知らない間に住んでおり、長い時間がたちました。今は本当にすばらしいこの吉備路文化の最先端というのか中心といいますのか、備中国分寺があるところで昨日ももてなしの館ですっとコーヒーでも飲んでますと、赤米の稲穂が風に揺られてとっても美しい、そしてすっくと建つ五重塔、何てすばらしいところに住まわせていただいているものなのかと、本当にまた日本の長い歴史もほうふつさせていただきながら、今の自分を感謝した次第であります。 小さく1番目の、民地も多い中どのように整備するのかということなんですが、結構民地が近くにありまして、大体あそこの国分寺のほうは、これは県が自然公園みたいな形で管理しておられると思うんですが、その近くはずっと民地だと思います。結構民地のほうは、荒れるとは言いませんが、草の処理であったりとかビニールハウスもありますし、いろんなそういうことの中でどのように整備をするのかということの質問でございます。 市が関係するということではないですけれども、自然公園とずっとつながってるわけですから、観光客も随分来ますし、本当にすばらしいところだなって思ってもらうための自然公園としての県に任せてしまうというのか、それともいえいえ市でしっかりとまた管理していけるところはしていこうというふうに思ってくださってるのか、どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 根馬議員の御質問にお答えを申し上げます。 備中国分寺及びその周辺の吉備路でございますけれども、もうまさしくこの総社のみに関わらず岡山県全体、中国地方圏域の代表的な観光エリアでございます。歴史的にも本当に価値の大きいものでありますので、我が総社市としてもこれを守り整備し、そして発信しながら大いに総社の代表的な観光地として売り出していくということが必要であります。 吉備路風土記の丘県立自然公園というエリア指定になっておりまして、好む好まざる関わらず民有地があれど何があれど、この一角を県が自然公園指定をしているわけでございますので、当然ながら内在する民地がございます。後に担当部長からどのような整備をどうやっているかについては具体について答弁をいたしますけれども、要は民地の所有者に対して我々がお願いをしながら全体的な整備に御協力をいただくということが肝要になってまいりますので、そのことを含めて整備、維持しているということでございます。 実態については、担当部長から答弁をいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私のほうから御説明をさせていただきます。 先ほど市長が申しましたように、こちらは吉備路風土記の丘県立自然公園として指定がされているものでございます。具体的に申し上げますと、昭和47年に実は指定を受けておりまして、この風土記の丘の自然公園には特別地域と呼ばれる地域と普通地域と呼ばれる地域がございます。特別地域が33.4ha、普通地域が854.1haと、これは一部岡山市も含んでおります。 このような中で特に国分寺周辺につきましては特別地域ということで御指定していただいておりますので、自然公園の風致の維持を目的として特別地域にされておりますので、県や市が土地所有しているかどうかに関わりなく、先ほど申し上げましたように関係なく指定されているために、地域の産業や財産権との調整を図りながら自然の風景地の保護と適切な利用を図っていっているところでございます。 以上です。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) ありがとうございます。 総社市で数少ない、鬼ノ城とここの自然公園ですか、そういうところしか観光地というのはあまりない、ほかにもありますけれども、大きなところでは観光客が来て、ではお金をどうして落とすかというと、あそこにはもてなしの館という山手村時代に造りました施設がありますので、あそこで昨日も行ってみましたら大勢来てお金を落としておりましたので、そういうこともありますので、本当に民有地さんのほうが、すぐ近くの民有地の人がこの間も会ってお話ししたんですけれども、高齢になって整備がなかなか十分にできてないということで言っておられました。 申し訳ないんだというふうなことを言っておられまして、そうするとそのすぐ後で、吉備中央町とおっしゃられたかな、どなたかがハウスをきれいにしてそこのところでお百姓、果樹がしたいという方が出てこられたということを聞きまして、ああ本当に一生懸命ここの辺りが本当にすばらしい土地ですばらしいものも作れるんだとみんなが信じて何とかしてやろう何とかしてやろうと思ってると、そうしてお助けしてくださる人がいるのかなと思って感謝というのか、ありがたいことだねということで喜んだわけでございますけれども、あそこら辺の一応県が誘致している自然公園と、それから市がここはしてほしいというところは区分けがあると思うので、1年にどのぐらい整備してくださってるのかなというのと、それからあそこの道の東には下水処理場がありまして、あそこが結構草が生えてまいります。そういうところはもてなしの館から全部見えるわけですから、そういうところの草の処理のスパンというんですか、何か月ごとにするとかというのか、それとも季節によって草が生える時期とそうでない時期があるわけですから、そういうところで今あまりきれいにしておられませんが、そこら辺りの辺はどのように整備をされるおつもりなんでしょうか、おつもりというより今までどうされてきましたか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 当然ながら、下水処理場については景観を損なうことないようにきっちり我々の責任の中で草を取って美しい景観を損なわないように整備したいと思います。 これまでの1年に何度何をという具体的な整備事項については、担当部長から答弁をいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 環境水道部長。 ◎環境水道部長(川原玲子君) 宿の農業集落排水施設内の除草について御答弁させていただきます。 昨年度までは年3回、5月、8月、11月、それぞれ下旬に行っておりました。今年度は、それに加えてもう一度、6月下旬も加えまして、年4回の予定でございます。5月下旬、6月下旬、8月下旬まで行いまして、後もう一度12月に行う予定でございます。予算の関係もありますので、職員が出ていきまして行う予定にしております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 根馬議員の御質問でございますが、全体的なことで申し上げますと、自然公園という形になりますので、もともとの趣旨としましてはこの風景を自然のまま残していくというふうな趣旨のものになりますので、民地、官地、それぞれあると思いますが、それぞれの立場で管理をできるだけ風景を崩さないような形でしていただくということで、指導ということにはなりませんが、お願いベースでのそういうところがもし目立つようなところがあればさせていただいている状況でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 昨日も行ってみましたけれども、結構草がすねの上ぐらい生えてて風になびいていたとか何かというようなことがありましたので、5月、6月、8月、12月とおっしゃいましたか、その月もいいですけども、雨の降って非常に伸びる月とかいろいろあると思うので、年に4回というのなら何もこの月でなければならないというのじゃなくて、状況を見てくださって、現場を見てくださって、観光客の方がああきれいだねって、美しいなって、雑草が生えてるなじゃなくて、本当に多く観光客の方がいらっしゃいますので、そういうふうにしていただけたらなと、これは強制でも何でもありませんが、そういう希望を持っております。 それでは、2番目の民地の整備の指示をしているかということなんですが、お聞きしたら民地で本当になかなかできなくて草が生えたりいろんなことでどうしようこうしようという方もおられます。昨日行ったら、赤米の赤い実がさあっと風に揺られてきれいでしたけれども、民地の整備の指導というのは何かしておられて、土地を持ってらっしゃる方が何人かおられるわけですから、あのところは本当に昔文化が栄えた五重塔と国分寺と国分尼寺と二つ並んでるというのはここしかないんだという、そういうことがこっちから、あれは県道の270号です、それが清音から岡山までです、そういうのがみんなに喜んであそこを通ってもらえるというふうにしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 景観を失わないように、民地も含めて伐採等が必要な場合は知事の許可が要ったりするエリアばかりなんですけれども、きちんときれいにしてまいりたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 県とのあれはよくできると思うんですが、民地ということになるとお願いしなきゃいけないんで、しっかりとお願いしてやっていただきたいと思います。 そして、そこには観光客が鬼ノ城であったり、鬼ノ城まで上がりますが観光客が大勢いらっしゃいます。観光客の方がどういう意見なのか、観光に来られた方たちがどういう意見を持っておられるのかということを何か拾い上げる手だてが今はないですね。アンケートも取られないし、誰が聞くこともないし、何のあれもないし、そういう何か観光客の御意見、いい御意見もあるし悪い御意見もありましょうし、いろんなものを拾い上げてより発展していくということができるようなアンケートみたいなものをもてなしの館であったり、どこに置けるか分かりませんが、そういうのが拾い上げられるようなことができるでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 現在、サンロード吉備路の宿泊者を対象としてアンケートを取っております。それから、吉備路もてなしの館や国分寺観光案内所に訪れてきてくださる観光客を中心に御意見をいただいているところなんですが、どういう意見があったり何人ぐらいとか、そういう実態については、担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私のほうから御説明させていただきます。 先ほどのサンロード吉備路の宿泊者を対象としたアンケートですが、主な意見としましていい意見が多いんですが、実は今後改善していくに当たってはやはり悪い意見といいますか御指摘のある意見を参考にやっていく必要があると思っております。 御提案としては、宿舎発の吉備路巡りのミニバスとかがあったらいいんじゃないかとか、そういった御意見でございますとか、サイクリングをもっとPRをしたらいいんじゃないかとか、そういった御意見が主なものでございます。 それから、それぞれもてなしの館でございますとか国分寺の案内所、様々な意見がございますが、特に吉備路観光ボランティアさんがいろんな意見を聞いていただいてると思いますので、そのあたりは今後意見をしっかり聞いて、観光協会とも協力しながらやっていきたいなと思っているところでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) サンロード吉備路には意見箱みたいなのを置いてると言われたんですかね。よい意見があったり指摘した意見があったということでしたが、もてなしの館にはそういう聞ける箱はないですね。そういうところにも置いても、ありますか、なかったような気がするんですけど、そうですか、そういういろいろないい指摘があったということで、これはもうしっかりと私もサイクリングのほうは前回もPRをさせていただいたように思うんですけども、ミニバスというのはちっちゃなバスを動かしてほしいということですね、それはもう大勢の人はなかなかあれですから、そういうこともあったかと思うので、バスを動かすということとなると大分費用もかかるわけですから、そこら辺りは検討してしてあげられたらいいんじゃないかなと思いますけれども、吉備文化発祥の地としてさらにさらに発展していくということが大事なんですが、人口が、ちょっと調べましたら平成17年3月で6万6,827人だったのが、令和2年今年の8月は6万9,428人ということで2,601人も人口が増えてると。それはこういう吉備発祥の地ですから、もちろん気候も温暖化で、本当に人間もいいか悪いか分かりませんが優しい人も多いと思いますが、2,601人のうち山手は1,062人増えております。山手の小さなところで1,062人増えて総社市が2,601人トータルで増えたということで、やっぱりこの景色の美しさ、その美しさで皆さんが家を次々建てておられるんだろうかなと思うんですが、1軒の敷地のところに4軒建っております我が地区では。そんなすごい状況になっておりますので、畑を住宅にしていくこともなかなか厳しい状況もあるらしいですけれども、人口が増えたということもこのすばらしい観光客の大勢来る吉備路の美しい光景だろうと私は思っておりますので、しっかりとそこに力を入れて、教育とは言いませんけれども、いろんなところで発行する新聞であったり機関誌であったり、そういうものにそういう国分寺周辺のいろいろなすばらしい歴史、そういうものをもう少しPRされてもいいんじゃないかなとは思っておりますが、それは要望でございますので、別にどうでもありませんけれども、観光客の意見というのも聞きたくてもなかなか聞けるあれもないということですが、私が一応皆さんに昨日、おとといと行って聞きましたところ、本当にすばらしいと、トイレも田舎のほうですがトイレはやっぱり洋式と和式とあったと、これはよかったと、いろんな意見が出ておりましたので、そういう皆さんの声をしっかりと聞ける方法、そういうのもしていただけたらなと思います。 それから、大体はあそこは県立自然公園ですから県が地権者というんですか、県のものだと思うんですけれども、市として県に対する要望はありますかということなんですが、いかがでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) どうしてもこのエリアは県に対する要望というのが大変大事な課題になってまいりますので、さっき議員がおっしゃったようにいろんな観光客からの意見であるとか地域の方々も含めてこうしたほうがいいよというようなとき、そういうときにはきっちりと我々として県やはたまた国に対して要望をしていくということをやってまいりたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 根馬和子さん。 ◆20番(根馬和子君) 今はコロナでなかなか何の行事もできませんけれども、以前は昔ばなし列車だとか幻想の響宴だとか撮影会だとかレンゲを摘んで写生大会だとか、いろんなことをやりました。本当に今はもうそういうあれがなくてなかなかもう寂しいなと思いながら、これはもう我慢をしなきゃいけない、人にうつしてもいけない、うつされてもいけないということで、今までは芸能もやってたし、地元の特産の販売もやってたし、いろんなことをやってたことがもう何もなくなってしなって、本当に今は耐える時間でありますので、一人一人がそういうものすごいこの地域は文化が発展しすごい地域なんだということをしっかり心にとどめてやっていっていただきたいなと思ってます。 そういうことで、観光客の意見も聞けましたし、執行部の意見、そして市長の意見も聞けましたので、しっかりとこれから目を凝らして見ていきたいと思いますので、またどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 以上をもちまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) この際、しばらく休憩いたします。約10分間。              休憩 午後1時40分              再開 午後1時50分 ○議長(劒持堅吾君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、3番三上周治君の質問を許します。 3番三上周治君。              〔3番 三上周治君 登壇〕 ◆3番(三上周治君) 議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。チームかがやきの三上です。本日の最後になりましたが、新鮮な空気で終えれるように頑張りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 今回の質問は、財政健全化について、インフルエンザの予防接種についての2点でございます。 今議会は先議案件否決ということで、いつもよりとても注目されている議会となっていると思います。私のところにも多くの方々から御意見がありましたし、内容はともかく多くの市民が議会に注目されることはとてもよいことだと思いますので、いただいた御意見を参考に質問をしていきたいと思います。 それではまず、財政健全化についてお尋ねいたします。 平成30年7月豪雨から2年が経過し、復旧から復興へと多くの方々が前向きに頑張った矢先、中国武漢に端を発した新型コロナウイルス感染症は瞬く間に世界各国に感染が広がりました。今日までに世界では約86万人の死者が、また国内では1,326人の貴い命が失われています。今まさに多く方々が不安と恐怖を覚えながら生活をしています。また一方で、経済に目を向けると、リーマン・ショックを超える未曽有の経済危機だと言われています。本市民の感染者の確認はありませんが、今後健康と経済を守っていかなければなりません。そのためには総社市役所自体の財政が健全でなければ市民を守ることもできないと思いますので、財政の健全化について質問をさせていただきます。 まず1点目、中項目の1、令和元年度決算について市長の率直な感想はどうかについてお尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。              〔市長 片岡聡一君 登壇〕 ◎市長(片岡聡一君) 三上議員の御質問にお答えをしたいと思います。 財政一般について、私のほうからの認識を発表することによってこういう財政状況を共有するということは大事なことだと思いますので、率直に答えてまいりたいと思います。 昨年度の単年決算が7,000万円の赤字ということになりました。私はその時点で、ずっと過去によくこの議場で声高に決算後の議会で単年10億円の黒字でありましたとよく言ってました。そういうオーダーでございました。それが7億円、6億円になり、3億円になり、0円になり、マイナスになりということでございますから、3億円ずつざっくりざっくり悪化しているということになっております。これで行きますと、3億7,000万円の赤字が今回の決算で出るのではないかと、それが負のスパイラルだと思っておりましたが、辛うじて令和元年度決算は2億3,000万円の赤字ということなので、3億7,000万円を覚悟しておりましたが、2億3,000万円であれば辛うじてちょっとは食い止めているかなとは思いますけれども、私は率直に申し上げましてこの決算を一言で言うのなら本当に赤信号がともったと、そう感じておりまして、強い危機感を感じているところであります。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁いただきました。①率直な感想は分かりました。 ②と関連してきます、今市長の御発言もありましたし、また後ほど信号機の色については以前にも言ってますので出てきますので②に移りますが、実際には令和元年度決算では財政調整基金から5億円の繰入れがありましたので、決算で黒字の2億円ということになっておりますので、②の問いに移りますが、実質収支額が約3億円の赤字となった原因は何かについてお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 大きく三つ考えられますが、財政の基本にある普通交付税が合併算定替えで下がって、この合併算定替えによって従来は68億円もらっていましたが、約10億円下がるということで、普通交付税が合併算定替えの段階的縮減によって今年は約1.1億円さらに減額になっているということです。平成30年が52億円、令和元年が51億3,800万円、そういうこと。それから、2点目は臨時財政対策債の発行額が2億円減額になっているということです。三つ目は、ふるさと納税の純利益が2.9億円減額になったということ、この大きな入の3項目が減額になっているということが大きな理由ですが、そもそも災害の復興があり、さらには社会保障の増額、介護であるとか、医療であるとか、福祉であるとか、そういったものが増えて、入が著しく減っていったということでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 市長の言われるとおり入の3項目の減額もそういうことです。その中でも特に災害復旧等の支出もこれからはまた増えていくと思います。ただし、先ほども申したように、まだ我が市には財政調整基金がございますので、最終的には今年度は大丈夫だと思いますが、3年後とか5年後になると何か状況が心配されると思うんですが、その辺のことは市長どのように想定されておられますか、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これから考えていかなければなりませんけれども、我々が見ていかなければならないものは、実質公債費比率がどういう推移でなされていくかということであります。 私が市長に就任した平成19年度、この頃は1年に35億円返済するということです。一般会計の中からその当時二百五十億、六十億円の予算編成でありましたが、35億円を返すと平成19年度の実質公債費比率は20.3%でありました。これは、新たな起債を起こすときに県の認可、国の認可が必要だと言われていた金額です。 それから、平成20年が20.4%、平成21年がやっと19.7%、その後着実に借金返済を行っていって、平成28年度に9.8%まで落ちてまいりました。そのときのオーダーでも30億円を返しているということです。これはきびじアリーナであるとか、大型を返して返して、これは我々に与えられたツケの部分でありますから当然返すべきものでございますけれども、皆の力をお借りして返していったわけですが、果たしてこの令和2年以降でございますけれども、この令和2年以降5年、令和3年、令和4年、令和5年、令和6年、この5年間の実質公債費比率は庁舎の建設なども見込んだ上で7%台で推移していくことができ、大方年度の返済は25億円台で納まっていく。その後、さらに庁舎を建て、さらにLRT、美術館などなどビッグ5プラス2をやり遂げた場合、その後の5年、令和7年から令和12年にわたっては再び令和12年、10年後に実質公債費比率が10.6%、10%台に戻り、償還金が31億円台にまた逆戻りしていくというシミュレーションになっております。 ですから、償還のピークがLRT、それから美術館も込みで申し上げますと、ピークは平成(後刻「令和」と訂正あり)13年、令和14年辺りで実質公債費比率が10.4%、金額にして年間30億円ぐらいな返済額ということを5年後、10年後としてめどとしております。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) (続)失礼しました。私が令和と平成を間違えておりました。令和でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) ありがとうございました。 市長も今申されたように、令和13、令和14年度のことまで教えていただきありがとうございました。我々の手元にはまだ令和6年度までの総社市中期財政見通ししか持ってませんでしたので、先のことを聞いて申し訳ございませんでした。 それでは、次の質問に移ります。 ③今市長の言葉の中にも時々出てまいりましたが、今後庁舎建設をはじめ大型事業が予定されている中で、健全財政を維持できるのかについてでございます。市長は平成31年2月議会において本市の財政状況について黄色信号と認識しているとの御答弁がありましたが、先ほど赤信号という言葉も出てまいりましたので、その辺りのことも一緒にお答えしていただければと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 単年の赤字が3億円と、その決算が現実のものとなった以上は黄色から赤になりましたよと言わざるを得ないと思っております。これからは、さっき5年後、10年後の実質公債費比率の予想推移を申し上げましたけれども、財政に気をつけながら運営、運用をしていくということに心がけていきたいと思います。 そのためには、今年度皆さんの協力を得て274億5,000万円、実に前年度よりも26億円減らした超緊縮財政というものをやっております。ここしばらくはマイナスシーリング、今年2%マイナスシーリングを行ったわけでございますけれども、さらにシーリングをマイナス基調にしながら予算を編成していく必要があろうかと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 質問の内容がダブってるような気もするんですが、次の④に移ります。 大型事業のことなんですが、④にはスクラップ・アンド・ビルドをさらに進める必要があると思うがどうかについてでございます。これにつきましても、令和2年2月議会の行政報告の中で市長は「自分自身がつくり上げてきた政策にも切り込み、聖域なき事業の取捨選択を実行します。主なものとして宝福寺のライトアップやキャラ弁コンテストを廃止する」との発言がありましたが、今のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今まで以上にやめるものはやめていくということを是としてやっていかなければならないと思っております。やめるもの、幾つかありますけれども、後に担当部長から答弁をいたしますけれども、スクラップ・アンド・ビルド、やめるやめるを全部やってしまえば一体何やるんですかということになって、勇気とか希望というのがなくなってしまいますから、ビルドというほうは大事にしたいと思いますけれども、スクラップという部分においては勇気を持って対応していきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(脇奈七君) 命により、お答えいたします。 平成30年度決算の実質収支赤字は約7,000万円でしたが、令和元年度決算では先ほどから申し上げておりますとおり約3億円となり、大きく増額しております。令和30年度決算の実質収支を踏まえまして市の事業全体を見直しました結果、事業の縮小、廃止などを行っております。 したがいまして、この秋から始まる令和3年度予算、これにつきましても令和元年度の収支、そしてコロナ禍でどんどんどんどん景気が悪化していること、こういうことを踏まえましてさらに一層スクラップを進め、有意義なビルドをしていきたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 申し訳ございません、質問の書き方がよくなかったのか、あっちやこっちになっておりますが、要は今のまま大型事業を進めるかということが言いたいので、もう一回聞かせていただきます。 よく言われることですが、行政には一つ、やらなければならないこと、二つ、やったほうがいいこと、三つ、やってもやらなくてもいいこと、四つ、やってはいけないこと、4種類あるそうです。当然4は問題外ですが、1から3につきましては市長の判断であったり地域性によって事業化されているだろうと思いますが、現在予定されている大型事業はまさしく1に当たるものだと思っておりますので、そのための財源を確保するためには1に集中すると2とか3の事業においてはスクラップの必要が出てくると思いますが、その辺りを今後精査するつもりはあるのかないのか、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) ビッグ5と言われていたもの、これは庁舎の建て替えまでは必ずやっていくということで進めさせていただきたいと思います。後のLRTと美術館については、タイミングを見ながら議会と相談しながらということになろうかと思いますが、LRTにしろ美術館にしろやるときにはやっていくという心積もりで進めていきたいと思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) なかなか市長の言葉の中に見直しということは出てこないと思いますし、それは市長は選挙でちゃんと選挙公約をうたって出てこられて、そのこともあるだろうと思いますが、なかなか今の状況を考えると、素人の私が考えても今年度以降、来年も含めてリーマン・ショックをしのぐほどの影響が出てくると思いますし、市では当然のことながら交付税や交付金などにも多大な影響が出てくるのはもう明らかに予想されますが、それでも市長、公約を優先して庁舎の建て替えはやります、LRT、美術館はやらないで後に遅らすとか、そういう考えはないのか、もう一度お聞きします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) そのことについては先ほど御答弁したように、合併特例債でやろうとしている庁舎建て替えについては、それはもう滑り込ませていかなければいけませんからやりましょうと。それから、決議をいただいている美術館についてもタイミングを見て、タイミングを見てです、LRTについても沿線住民との説明会などをやっております。これはJRと岡山市と相手があることでございますけれども、これもタイミングを見て、タイミングを見てです、やっていきましょうと、そういう意味合いでございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。タイミングというのは、今は復興とコロナ感染症対策に全力を尽くす時期だと私は思いますので、そのタイミングではないということで理解をいたしました。 それでは、次の(2)公共施設等総合管理計画についてお聞きします。 まず、①具体的な目的は何かについてですが、公共施設の長寿命化については以前にも質問しましたが、今回の質問の目的は財政健全化のためには公共施設の管理は重要であるとの観点からの質問ですので、重複する部分はあるかもしれませんが、よろしくお願いします。 それではまず、目的について改めてお尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 長期的な視野を持って、願わくば修理修繕をしながら長もちさせたいと、そういう目的を持って公共施設等総合管理計画をつくっております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 それでは、②に移りますが、具体的にはどのような取組をされておりますか、お尋ねします。
    ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 具体的には担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 総務部長。 ◎総務部長(難波敏文君) 命によりまして、私のほうからお答えをさせていただきます。 議員お尋ねの具体的な取組状況でございますが、公共施設等総合管理計画に基づきまして今個別施設計画を今年度末までに策定する予定といたしております。まず、個別施設計画を策定する上で昨年度施設を所有している所管課におきまして施設ごとの運用状況や活用状況、また維持管理にかかる経費等を整理いたしました個別施設カルテのほうを作成をいたしました。そのカルテを基に今年度個別施設計画を年度末までに策定する方向で今行っております。 今年度、その情報を基におおむね建築年度が昭和56年、これ旧耐震基準でございます、それと延べ床面積が100㎡以上、それから耐用年数が残り10年を切っているもの、こういった建物を中心に劣化状況等を把握するため現地調査をこの9月から実施する予定といたしております。その実施計画の下、個別計画を策定し、施設ごとの現状と課題、今後の方針、長寿命化を原則としたものを策定していこうということでございます。 なお、学校施設等、また公園施設等におきましては担当部署において長寿命化計画を策定されておりますんで、そちらについては今回私どものほうがつくる個別施設計画からは除いているところでございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁いただきました。 我々も所管委員会から総社市学校施設長寿命化計画というこういうのも見させていただいておりますので、これが絵に描いた餅にならないようによろしくお願いいたします。 それでは、次の③指定管理施設についても市が主体性をもって適正な管理、改修が必要と思うがどうかについてですが、指定管理にもすごい数がありますので、指定管施設の中でも特異なものとして具体的な施設のほうが分かりやすいと思いますので、サンロード吉備路についてお尋ねします。 平成16年自治法の改正によりまして指定管理者制度が法制化されました。いち早くサンロード吉備路は指定管理施設として今日まで営業されてきましたが、今回のコロナ感染症の影響を大きく受けたと思います。 そこで、サンロード吉備路の近年の営業実績について教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁いたします。 ○議長(劒持堅吾君) 産業部長心得。 ◎産業部長心得(西川茂君) 命によりまして、私のほうからサンロード吉備路の営業実績について御説明させていただきます。 令和元年度につきましては、御存じのように新型コロナウイルスの感染症の影響によりまして主に2月、3月につきまして宿泊等のキャンセルが相次ぎまして、前年度平成30年度の営業収益が9,400万円に対しまして令和元年度は約5,700万円という状況になり、前年と比較しまして3,800万円の減収となりました。さらに、今年度に入りましては緊急事態宣言等の影響がございまして大きな打撃を受けております。特に4月28日から5月17日は臨時休館ということも影響もございまして、厳しい状況が続きました。サンロード吉備路においては様々なプラン等の作成や感染防止策を講じた上で今も営業努力を続けていただいておりますが、7月になって少し回復しつつはありますが、また感染患者等の全国的な増発によりまして依然厳しい状況が続いている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁いただきました。 今の営業実績について市長はどのような感想をお持ちですか、教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 今年がマイナス1億円の赤字ということで、これはコロナかなといえばコロナなんですけれども、私はもっと深刻に捉えないといけないのは、ここ数年来黒字が1億円を切っていたということです。7,000万円とか8,000万円とか9,000万円とか、それはうれしいんですけれども、それを我々は収益をいただいて、そして成功報酬をお渡ししたりして、それにまた足してこの借金返済を毎年毎年1億4,000万円ずつサンロード吉備路の建設費そのものを返還していったわけですけれども、売上げが減れば減るほど一般会計からそれを繰り入れて1億4,000万円という形にして借金を返済していったわけですから、ここ数年来の売上げが1億円を切るという現象、これについては我々管理を任せる側としてきつく申し上げていたところでございます。これ、コロナ禍の後のこれからの運営に対してもこの単年1億円以上の黒字は必ず守ってもらいたいということは申し上げて、またそれに協力をしながら運営していかなければならないと、そういうふうに思っております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 市長の御答弁にもありましたようにサンロード吉備路は毎年1億4,000万円、借金を返していたんですが、これも賄えてたのは多分5回ぐらいだったと思います。オープン記念の営業がすごかったということで、それでもいろんな方がサンロード吉備路頑張ってるという言葉を聞いてますので、よろしくお願いいたします。 もう少し聞きますが、平成28年度までに、今回の公共施設等総合管理計画についてなんですが、これは総務省からの指示によって全国の自治体につくるようにという指示があったと思います。私が言うのは説得力がないんですが、この計画は施設を少なくする、スリム化するというのも目的の一つです。そこで、令和4年度に起債が終わるサンロード吉備路についても施設が本当に老朽化しておりますので、起債が終わってもそっからやっていこうと思ったら相当額の修繕費が出て必要なように思うんですが、その辺りのお考えはどうでしょうか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これまで一生懸命借金返済、建設費を償還しておりましたが、令和4年度で全部借金終わるということでございますので、毎年約1億4,000万円を償還、お返ししたものは必要なくなります。 それとこれとは別として、修繕については1件が20万円以上のものは市が行う、例えば近年でいうと大宴会場の下のカーペット、これの改修だけでも相当なお金がかかっていたりします。これも営業利益を上げるためには致し方ないところなんですけれども、この修繕についてはやっぱり旅館業、ホテル業でございますから、要るべきは要るとして使って投資していかざるを得ません。しかし、それに加えて1億4,000万円の単年の償還がなしになりますから、我々も新たな設備投資、例えばお風呂の大型改修であるとか、客室の大型改修であるとか、そういったものは相談をしながら計画的に戦略性を持って執り行うべきだというふうに考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁いただきました。 確かに修繕というのはもう本当に見えないところにお金がかかりますので、今市長が言ってくださったような見えるようなところにお金をかけていると営業成績は上がるんでしょうが、見えないところが多いので、よろしくお願いします。 再度もう少し踏み込みますが、もちろん今の状況がいつまで続くのかは誰にも分かりませんが、サンロード吉備路は独立採算を前提としている施設でございますので、思い切って売却する考えはございませんか、お尋ねします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはまだ白紙でございまして、またこれは相談させていただきたいと思います。ただ、委託管理料を毎年毎年5億4,000万円何がしを行ったっきりでお渡しするわけですから、常識的に考えてそれを売却するという選択肢は一つはあるということは言えると思います。これからの考え、よく相談しながら。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。市長の頭の片隅に売却も一案あるというのを聞きました。 まだ2年契約が残っているという言い方もありますが、もう2年しかないということもありますので、どちらの選択をするにも早めの準備をよろしくお願いして、次の質問に移ります。 ④その他の公共性の高い施設について長寿命化等の対策を提言、指導はできないかということですが、これは以前から質問させていただいておりますあおいハイツのことです。もちろん公共施設ではございませんので、市が踏み込んだことはできないのは十分分かっておりますが、アドバイスであるとか指導とかというのは施設を長寿命化するためにそういうことはできないのかなということでお尋ねするので、よろしくお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これについては、地元からそういう御希望やニーズがあればちゃんと相談に乗って協力をしたいと考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 御答弁いただきました。 市長も西部地域に、自宅に帰られることはそうないと思うんですが、どうしても橋を渡ると人口が明らかに違うのが本当につらくてつらくて、ほんまにつらいんです。あおいハイツはそんなつらい中でも15%の人口の方が住んでおられますので、西部地域では華やいだ銀座みたいなところだというのもありますので、できれば何かしてあげられないかなというような思いがいつもあります。水害とかということに限っていえば、多分確率論的にはとても低いところで、何かこの前も町内会長さんに聞いたんですけど、ここに引っ越してこよう思よんじゃけど、災害がないからええところなんじゃけど、何か聞きょうたら下水道のことが気になって考え直されたという話も聞きましたので、できれば川西のことなんですけどまたよろしくお願いして、市長答えられることがあればお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 長い間この問題があって、ここの団地ばかりではなく造成団地についてはディベロッパーとその後の行政の間、そして住民との間で契約みたいなものもあるし、何かうやむやになっているものもあるし、なかなか捉えがたい問題が多くありますけれども、協力できるところは協力をしてまいりたいということは考えております。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) ありがとうございました。地元の方も本当によく分かってて、今のこのコロナ禍の中で何も要求はできないのは十分分かってるけど、市長の頭の片隅からあおいハイツの言葉が抜けるのが怖いということを言っておられましたので、引き続きよろしくお願いしまして、2、インフルエンザの予防接種についてに移ります。 冒頭にも申しましたが、とても今回の議会は注目されております。わざわざ議会事務局に来て議会も反対したんだから代替案はあるのかなみたいなことを言ってこられた市民の方もおられました。一議員が代替案を出すようにはなっておりませんので代替案という意味ではございませんが、インフルエンザの予防接種もやっぱりコロナ感染症対策の一環だと思うという意味からの質問になります。 (1)インフルエンザの予防接種について中項目1、インフルエンザワクチンの予防接種について①本市の現状の補助体制はどうなっているのかですが、先ほどコロナウイルス感染症で亡くなられた方々の数字を申しましたが、インフルエンザによる死亡者も日本においてはここ数年でいうと年間1,000人から3,000人以上の方が亡くなられています。新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは別物ですので、その感染対策を同じように考えてはいけないと言われていますが、秋から冬にかけてインフルエンザが流行するとコロナ感染症対策に追われている医療現場が大変な状況になることは想像できます。 そこで、今回の質問はコロナ感染症対策の一つとしてインフルエンザの予防接種をすることで患者の命を守ることと医療現場を守ることを目的に質問させていただきますので、今の総社市の補助体制を教えてください。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) 担当部長から答弁します。 ○議長(劒持堅吾君) 保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(吉田啓君) 命によりまして、私からお答え申し上げます。 御案内のようにインフルエンザについては特に高齢者において重症化や死亡のリスクが高くあります。このため、インフルエンザワクチンについては市民全体に広く呼びかける中でも特に高齢者に対して定期接種としての支援を行っております。具体的には65歳以上の方、そして60歳以上65歳未満の方で心臓、腎臓、呼吸器の機能に日常生活が制限される方に対し自己負担の一部を補助しております。 昨年度令和元年度の実績を申し上げますと、1万545人の方が接種してくださり、接種率は対象者の54.2%となっております。 以上でございます。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) 分かりました。 それを受けて、②に移ります。 ②中学生を対象に全額補助は考えられないかということでございますが、今ちょうど岡山県議会もやっておりますが、岡山県においては新型コロナウイルスの感染症終息の見通しが立たない中、冬にかけてインフルエンザが流行すると医療現場の負担が増すことが懸念されるため、小学6年生までを対象に医療機関でインフルエンザの予防接種を受ける際の費用を原則として全額補助する議案を県議会に提案しています。また、他自治体においても高校生以下と高齢者を対象に一部補助をする自治体もあるようですが、子育て王国そうじゃでございますので、岡山県でカバーできない中学生を対象に考えられないかというふうに思います。 具体的には家に小学生とか中学生がおる家庭もあるでしょうから、いろんなケースがありますので一概に全額補助ということにはならないかもしれませんが、総社流の対応について考えがあればお願いします。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これから冬になってまいりましてインフルエンザが猛威を振るう時期でございます。そして、それに加えてコロナという大問題がありまして、これはもう本当に一律市民の恐怖をあおるということになろうかと思いますので、このインフルエンザワクチンの接種については県が小学校6年生までということでございますので、総社市としては中学校1年から3年生、中学生に対して全額補助という方向で考えてまいりたいと思います。また、議会に相談をした上で決めさせていただければと思いますので、御相談させていただければと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) ありがとうございました。 中学1年から3年ということなんですが、先日も頓宮議員が言われてましたように議員はいつでも市長が招集していただければ出てまいりますんで、具体的には開始時期はいつ頃かと考えられていますか。 ○議長(劒持堅吾君) 市長。 ◎市長(片岡聡一君) これはいろいろやり方があろうかと思いますので、私にはよく分かりません。そういうのは要するに定例議会でお願いをして遡って支給という方法であるとか、様々なやり方があろうかと思います。また、これは議会と相談をした上でのよき調整をお願いしたいと思います。 ○議長(劒持堅吾君) 三上周治君。 ◆3番(三上周治君) よく分かりました。本当にコロナでいっぱいいっぱいのところですので、それにまたインフルエンザが流行したら本当に大変なことになると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 今本当にコロナ禍の下多くの市民が不安と恐怖を感じながら生活しています。そのためにも本市の財政状況は健全でなければいけないと思っておりますし、そのこともありましたので今回の質問になっておりますし、我々、私もなんですが、健全財政に協力し新たな事業や予算づけの提案を行うばかりではなく、我慢すべきもの、廃止すべきものについても勇気を持たなければならないと痛感しております。 今回の質問は何か整合性がないみたいなことも言われますが、今は本当に有事のときだと思っておりますので、何はさておいても市民の安全・安心を守るためにコロナ感染症対策が最優先の課題と思ったから今回の一般質問になりましたので、よろしくお願いして、これで一般質問を終わります。(拍手) ○議長(劒持堅吾君) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 9月7日の本会議は午前10時定刻に開議する予定でありますが、台風10号の影響により開議時刻の変更や休会を検討する場合もありますので、お知りおきお願いをいたします。 市民の皆様も台風への備えを十分に行っていただきますようお願いを申し上げます。 以上をもって、本日は散会といたします。              散会 午後2時33分...